内容説明
本書では、怒り感情のメカニズムから、キレる衝動を回避する応急処置の方法、そして、イライラを溜め込まない心の習慣など、心理学的見地から分析し、怒り感情のコントロールについて有効な方法を提示する。不機嫌な時代に生きる現代人必読の1冊である。
目次
第1章 怒りをコントロールできれば人生が変わる(「もうイヤだ!」という思いに駆られる人たち;「許せない!」という思いに駆られる人たち ほか)
第2章 怒りの原因はどこにある?(こんなときにイラッとくる;状況の問題と本人の問題 ほか)
第3章 怒りをコントロールできない人のパターン(「許せない!」という思いが強い;相手の視点を想像できない ほか)
第4章 怒り感情の応急処置(怒鳴り出すと腹が立ってくる;ひと呼吸置く ほか)
第5章 怒りに振り回されない心に体質改善(ネガティブな思いの反芻グセを捨てる;気分一致効果を利用する ほか)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を歴任。現在MP人間科学研究所代表。心理学をベースにした企業研修や教育講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
25
ちょっとしたことでイライラして怒り爆発(4頁)。昨日郵便局で並んだけど、嫌味で民営化なのか知らないが便乗値上げか、とつぶやいたね。疲れや苛立ちをごまかすことも仕事のうち(31頁)。確かカプセルHの食事処で店員同士が喧嘩しているな、という場面に遭遇するのは客としては見たくない現実。ムカついた気持ちは棚上げし、仲間と喋り、カラオケやジムで身体を動かして発散(36頁)とはいえ、長年の怨恨と化したらそんなレベルではムリで、病気になってしまったわけである。教師稼業は感情労働(43頁)。2014/12/29
スパイク
20
わざわざ読まなくてもいいようなことをわざわざ書いてくれている。そんな本をわざわざ読んでしまった私はいったい何に「イラッ」ときてるのか、わからないけど「イラッ」ときてるから鎮めたいと思っているんだろうなということくらいはわかった。2015/02/08
スノーシェルター
18
他の似たような本にも書いてあったけれど、構造はわかりやすかった。イラッとしやすい人の特徴に「劣等コンプレックスが強い人」というのがあって、確かになぁと思う。怒りは防衛本能に基づく反応にも納得。コントロールは難しいなぁ。2014/12/28
阿呆った(旧・ことうら)
10
イラっと来るアルヨ!!!と思ったら必読★2015/08/21
Ayanosuke
4
こんな風に出来たらいいんだけど、なかなか咄嗟には難しいなぁ。2014/12/05