• ポイントキャンペーン

ベスト新書
比叡山延暦寺はなぜ6大宗派の開祖を生んだのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124376
  • NDC分類 188.45
  • Cコード C0214

内容説明

日本仏教史を語る上で比叡山延暦寺の存在は欠かせない。鎌倉新仏教の宗祖たちも、一遍を除けば、全員が一度は比叡山で修行し仏教研鑽の日々を送っている。浄土宗も臨済宗も日蓮宗も時宗も、そのルーツは天台宗にある。しかし、一方で、同時代に成立した真言宗の高野山からは新宗派が生まれることはなかった。なぜ、比叡山なのか。それは単に比叡山が仏法を学ぶための総合大学であったからではない。最澄と彼に続く高僧たちの挑戦を追うことで、日本仏教宗派の歴史の謎に迫る。

目次

第1章 比叡山はなぜ名僧たちを惹きつけたのか
第2章 比叡山を開いた最澄の挑戦
第3章 高僧たちが比叡山を日本仏教の中心に押し上げていった
第4章 比叡山を出た最初の宗祖・法然
第5章 禅の道を切り開いた栄西
第6章 謎に包まれた親鸞の実像
第7章 道元の目指した純粋禅とは何なのか
第8章 純粋な天台教学に回帰しようとした日蓮
第9章 比叡山で学ばなかった唯一の宗祖・一遍
第10章 なぜ比叡山から宗祖が輩出されたのか

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学文学部宗教学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プレイン

4
もう少し基礎知識がないとダメかな…新書だから気軽に読むつもりだったのに半分ぐらいしか分からなかったよ(-_-;)比叡山延暦寺がとてつもない修行の場だってことはよく理解した。ところで今月本が読めていないなあ〜2015/06/10

もくもく

3
井沢元彦が『逆説の…』で、「金剛峯寺は密教単科大学、延暦寺は仏教総合大学」と例えていたのを思い出しました。真言宗では、密教への研究に集中して、仏の教えをより探る方向へすすみ、天台宗では、法華経を第一としつつも四宗兼学の道場として、禅・戒・念仏・密教の要素も含んだ立場で仏教をとらえていたので、宗教的に拡散する余地があったということでしょうか…。 「宗教哲学の進化を考える」ってところなのかしら? 面白いけど難しいなあ。2016/03/13

アイマール

1
比叡山延暦寺と双璧をなすのは、真言宗の高野山。高野山は空海が開山し粛々と密教の修法を目指していた。しかし引き換え最澄が開山した比叡山延暦寺では、仏教の総合大学的に要素もあったが、そもそも天台宗、最澄の思想と実践には根本的な矛盾があり、弟子の円澄や円仁たちの働きがなければ、教義が確立できなかった。 その後鎌倉時代に法然の浄土宗、栄西の臨済宗、親鸞の浄土真宗、道元の曹洞宗、日蓮の日蓮宗、一遍の時宗が天台宗あるいは延暦寺と縁続きとされている。2023/11/25

熱く語る🔥

1
💮浄土宗-法然、浄土真宗-親鸞、日蓮宗-日蓮、臨済宗-栄西、曹洞宗-道元、時宗-一遍は、なぜ比叡山から生まれたのか?その謎に迫る!2019/12/05

shinji oba

0
とても読みやすい。2017/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8018684
  • ご注意事項