ベスト新書 ＡＶ女優のお仕事場

溜池 ゴロー【著】

ベストセラーズ（2013/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 181p／高さ 18cm
• 商品コード 9784584124086
• NDC分類 778.21
• Cコード C0295

内容説明

年齢、学歴、容姿不問！看護師、女子大生、声優、モデル、公務員、人妻…あらゆる職業の女性が年間２０００人デビューする世界。監督歴２０年の男が見たＡＶ女優たちの真実とは。

目次

第１章　ＡＶ女優をとりまく業界の真実（現在稼働中の女優約２０００人が１年で８割入れ替わる；ＡＶ出演だけで生計のなりたつ女優は１００人にも満たない　ほか）
第２章　素顔のＡＶ女優（ＡＶ女優はふつうの女性と、どこがちがうのか？；いまやＡＶ女優はあらゆる世代の女性が選ぶうる職業　ほか）
第３章　「熟女」というジャンル（「○○さんの奥さん」「○○ちゃんママ」としかよばれない…；ＡＶ業界では２７歳で「熟女」「オバさん」といわれていた　ほか）
第４章　ＡＶ業界のさまざまな面々―男優、スタッフ、ＡＶメーカー（ＡＶ業界の職場恋愛―スタッフと関係をもってしまう女優は多いのか？；女性ヘアメイクと男性カメラマンの禁断の恋　ほか）
第５章　ＡＶ業界「タブー」の真実（監督面接、通称「カンメン」とはどう行なっているのか？；ＡＶ業界からロリコン作品を排除すべきだ　ほか）

著者等紹介

溜池ゴロー［タメイケゴロー］
１９８６年明治大学法学部を卒業。テレビドラマの助監督を経て３０歳でＡＶ監督としてデビュー。今までになかったドラマの演出方法を取り入れ、脚光を浴びる。１９９９年に監督を務めた『義母～まり子３４歳～』で美熟女ブームの火付け役となる。現在までに脚本・監督した作品は１０００本を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海月]

新書で勉強するためには同じジャンルを3冊読むことと何かの本で言っていた。自分的にはその3冊目。 ＡＶという職業について学ばせていただいたが、結局のところ他の会社と何も変わらず大変な職業だなと…。大変度が高いからこそお金がいいから頑張ってる。結局稼ぐための仕事には変わらないなと実感。 そして男優と女優さんの恋愛事情はやっぱりＮＧなのね（笑）愛が芽生える行為だけにくっつくことがあると思ってたけどそこはやはり仕事のようですな。

2023/05/26

[mochizo]

Av現場の裏側のお話です。現在では、その昔の様な陰鬱な世界ではなくビジネスライクに割り切った世界となっている事がわかります。因にこの本で書かれているようにAV女優は8,000人/年排出し、翌年まで残るのは10人いるかいないかという話です。こうなってくると、普通の芸能界のレベルと変わらない気もしますね。偏見ではなくこの世界を見るとこもまた必要かもしれませんね。

2014/08/11

[yukari]

まずAV業界というのはいつの時代も変わらず需要があるのだから、さぞ安泰な業界なのだろうと思っていたけど、そうでもないと知り驚いた。工夫やプロ意識がかなり求められるらしい。監督もAV女優もユーザの期待に応えるために努力を惜しまないこと、良い質のものを作らなければ次に続かないということなどは、他の多くの仕事に共通することだと思う。人妻ものが流行るのは、社会性という服を脱いだ姿を見たいと思う人が多いかららしい。「社会性という服を脱ぐ」という表現がとても気に入った。

2016/05/09

[紅玉]

文章力も情報量も個人的にはイマイチだった為読みにくかったのですが、後半で「ロリコンは病気」「ロリもののAVは無くすべきだ」と現代の日本の抱える性のトラウマを的確に指摘していたので、読む価値はあった。社会から切り離せない文化のアダルト業界を支えている、AV女優という仕事を尊敬し続けていたので、世間の偏見に対して現実を伝えている本書は気持ちが良かった！

2016/04/22

[mocyuto]

なかなか関わりがないと、知る機会がないもので、読んでみてびっくりした。 自分の中ではウシジマくんみたいなのがイメージとしてあったので、本当にこんな業界なのかなーと不思議に思った。

2016/01/11