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新島八重と戊辰戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123881
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0221

内容説明

戊辰戦争において、会津藩は壮絶な篭城戦を繰り広げ、三千人もの犠牲者を出して敗れ去った。しかし、その戦いぶりは見事であり、とくに婦女子の活躍には目を見張るものがある。篭城した約六百人の婦女子たちは、城内で炊事、負傷者の介護、弾薬の製造をし、一部は城外でも戦った。のちに、同志社大学創設者の新島襄の妻となる山本八重も、鉄砲や薙刀を手に、勇猛果敢な突貫精神で薩長軍に立ち向かった。本書では、戦闘に参加、自刃、篭城など、さまざまな形で戦禍の悲惨を味わった女性たちの姿を、山本八重(新島八重)を中心に見ていきたいと思う。

目次

第1章 山本八重と会津藩
第2章 敵、城下に乱入
第3章 決死の女性軍団
第4章 おびただしい自決者
第5章 女たちの篭城戦
第6章 会津藩の意地
第7章 城外に逃れた人々
第8章 鶴ヶ城、落ちる

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学国史学科卒、日本大学大学院修了。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

6
「会津武士道」の精神(幕府に対する滅私奉公・主君に対する忠義)は、幕藩体制下の規範であった。文武両道であらねばなぬのに、会津藩は文に偏り優秀な人材は文官となった。会津藩は政争に没頭するあまり、軍備の近代化が立ち遅れ鳥羽伏見の戦いで敗れ、戊辰戦争で惨敗するに至る。本書は、会津戦争で壮絶な籠城戦のなか、勇敢な戦いぶりで名を馳せ<幕末のジャンヌ・ダルク>とも称された山本八重(のちの同志社大学創設者・新島襄の妻)を中心に、獅子奮迅の戦いの末に犠牲となった人々の姿を再現した悲惨な歴史の記録です。2022/01/10

マウンテンゴリラ

1
やや時期外れといった感があるが、大河ドラマに取り上げられたテーマであったので購読してみた。ドラマはほとんど見なかったが、それ以上の真実性と時代背景的な深みが味わえるかと期待したが、正直なところ期待はずれであった。ただ、会津における戦いの悲惨さと会津藩士(男性)の無能さ、それに反する女性達の勇敢さが際立ったものであったものであったことは、感じることができた。戦争の大義名分とは虚言にすぎず、いつの時代もその実態は凄惨を極めるものであるということをあらためて感じた。2013/12/30

chisa

1
新島八重というよりも、会津戦争を女性に焦点を当てて取り上げた本。ストーリー調なので期待した内容ではなかったが、会津戦争の時の女性の戦いっぷりの凄まじさは理解できた。新島八重だけが会津のジャンヌ・ダルクでなかった・・・という印象。2013/04/05

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