内容説明
公務員改革が進まない。税金のムダ遣いと天下り根絶を掲げて政権をとった民主党は、いまや官僚の言いなりに堕してしまった。国民に奉仕しようなどと考える公務員は少ない。多くの公務員は自分たちの既得権を守ることしか頭にない。国家財政が破綻しそうでも、税金を上げればいいとしか考えていない。そうして、勝ち取った予算は使い切る、お手盛りの手当てをつくる、天下り先を確保する。天下りが制限されれば、「現役出向」と呼び変える。事業仕分けは、ただのパフォーマンス。だって、「廃止」の判定に効力はなく、ほとんど実現しないのだから。現代は、公務員が国民を搾取する時代である。手を打たなければ、公務員により国が滅びる時代なのである。
目次
第1章 民主党への金まみれ選挙応援―官公労からの内部告発
第2章 広がる民間との給与格差
第3章 驚くべき税金使い放題天国
第4章 ギリシャを笑えない―公務員が世界を滅ぼす
第5章 官民交流を推進せよ
第6章 官僚を公僕に叩き落とせ
第7章 年金財源は公務員家庭が担え
第8章 公務員改革なくして未来なし
著者等紹介
若林亜紀[ワカバヤシアキ]
1965年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ジャーナリスト。長谷川工務店(現・長谷工コーポレーション)勤務を経て、1992年、特殊法人日本労働研究機構(現・独立行政法人労働政策研究・研修機構)に勤務。公金浪費や天下りの実態を『週刊朝日』へ内部告発したことがきっかけになり、2001年自主退職し、フリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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