内容説明
主人公のヒロインやヒーローたちは、繰り返し空を飛ぶ。彼らはなぜ飛ぶのか。どこから、どこへ飛ぼうとしているのか。そして、どのように飛ぼうとしているのか。繰り返し出てくる「忘れもの」、ネコとカラス、そして「空を飛ぶ」ことの意味とは?作品シリーズを結ぶ核心のメッセージ。
目次
第1章 借りぐらしのアリエッティ(2010年)
第2章 風の谷のナウシカ(1984年)
第3章 天空の城ラピュタ(1986年)
第4章 となりのトトロ(1988年)
第5章 魔女の宅急便(1989年)
第6章 紅の豚(1992年)
第7章 耳をすませば(1995年)
第8章 もののけ姫(1997年)
第9章 千と千尋の神隠し(2001年)
第10章 ハウルの動く城(2004年)
第11章 崖の上のポニョ(2008年)
著者等紹介
佐々木隆[ササキタカシ]
1949年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院修士課程修了。上智大学大学院博士課程後期満期退学。現在、東北女子大学教授、担当家政学原論。東北女子大学附属図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六道金一郎
2
『借りぐらしのアリエッティ』論を巻頭に、~これまでの宮崎・ジブリアニメを製作年代順に論じます。断片的なQ&A方式の解説ではなく、ストーリーに即して、~素朴に感じる驚きや疑問のいくつかを、皆さんと一緒に、解いてみたいと思います。(P5、はじめに)2017/07/29
こまき
2
ジブリアニメは多くの作品を下敷きにしてできている。それとも古来からよく見られる表現方法を踏襲しているのか。名前を奪われる恐ろしさ。見た目が変わっても、本質で見抜けるのが愛。虫愛づる姫君とナウシカ、不思議の国のアリスととなりのトトロの繋がりなどが意外だった。魔女の宅急便も千と千尋の神隠しも、世間知らずな少女の成長物語で、そこには自文化中心主義への批判も含まれるという考え方が興味深かった。2013/09/19
ブルーローズ
2
6月18日に読了。アリエッティに至るまでのさまざまなアニメについて述べられています。2011/07/14
スプリント
1
タイトルに謎解き!とありますが内容はジブリアニメのあらすじ紹介が中心です。この一冊を読むとジブリ・アニメを観ていなくても話を合わせることができると思います。2014/04/11
米光一成
1
ジブリアニメについてあれこれ。~ないでしょうか。~かもしれません。~ではないかと思われます。って語尾が多い。2012/08/30