内容説明
『信長の棺』の著者・加藤廣氏を筆頭にプロデビューを見事に果たした塾生のプロットを実例として取り上げ、どんな主人公が好まれるか、どんな物語構成をすべきか、など時代小説ならではの実戦作法をわかりやすく解説していく。藤沢周平、北方謙三の作品をはじめ先達の作品の数々、またチャンバラ映画を題材にし、読者を取り込む秘密も説き明かす。「時代小説を読むのが好きだから時代小説をぜひ書いてみたい」そんな人たちに向けて、“読んで悔いなし”の若桜木流小説指南。
目次
1 どんな時代小説から読んでいくか
2 さあ、時代小説を書いてみよう!
3 さて、時代小説のプロットに挑戦!
4 いよいよ時代小説の本文トレーニング
5 どこから時代小説の発想を思いつくか
6 魅力ある登場人物のキャラを工夫しよう
7 迫力ある剣戟シーンを書くためには
8 いざ、新人賞に応募しよう
著者等紹介
若桜木虔[ワカサキケン]
1947年、静岡県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。読売文化センター町田教室、NHK文化センター町田教室、神奈川県央カルチャーにて小説家養成講座の講師を務め、18名の生徒をプロ・デビューさせている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あらあらら
6
これを読んだからといってだれでもが小説家にはなれない。時代小説を楽しむには読んでおいたら面白い本。2014/12/08
河副ときわ
3
内容云々はともかく、プロットの実例が掲載されている点を評価する。私には小説の真似事をしていた時期がある。当時からつい先日に至るまでプロットとはなにか、ネットで検索してもよくわからなかった。無知だ。バカだ。と罵ってもらって構わない。事実、わからないものはわからなかった。偶然古書店でこの本を見つけ、ようやく理解できた。なお、本書は加藤廣があとがきを書いている。望遠鏡の話が興味を惹いた。信長の時代には望遠鏡は存在しないというもの。昭和初期、新撰組はタブーだったという話も大変タメになった。2013/08/01
及川まゆみ
3
この若桜木虔というひとはどうもいわくありげな人という話ですが、まぁ確かに時代小説家を目指す人なら一読の価値はあるでしょう。「信長の棺」の加藤廣氏が若桜木氏の添削教室のおかげでデビューできたというのでどのようなものかと興味を持って読みました。持論の展開なのですが自分の家系自慢はどーでもいい。歴史に題材をとるのにいろんな角度から見る目も大切だけど源平の争乱はすべて北条時政の仕業とか言い切らなくても。まぁ先祖が関わってるから力んでるんでしょうが。直球の傾向と対策本ですが、色々鼻につきました。2012/10/18
津島澪
0
なかなか参考になった。でも、読まなきゃいけない本が多いなぁ。2014/10/17
KAZ
0
別になるつもりはありません2008/05/22