内容説明
新種のハラスメントがやってきた。職場や家庭でのいじめや嫌がらせを表すことばとして新たに登場したのが、モラル・ハラスメント(モラハラ)だ。加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとする。被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるという。職場においてモラハラがはびこると、社員のメンタル・ヘルスに悪影響を及ぼし、企業の生産性が低下するのはいうまでもない。モラハラは病気なのか、モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。
目次
第1章 モラハラの時代―新たなハラスメントがやって来た!
第2章 職場モラハラ―モラハラ上司は困った上司
第3章 怠業型モラハラを招く「三〇代うつ」―部下だってモラハラ
第4章 家庭内モラハラ―モラハラ夫は怖ーわいぞ!
第5章 モラハラと自己愛―加害者は「病気」なのか?
第6章 いろいろなモラハラ―まだまだあるぞ、こんなモラハラ
第7章 モラハラにあったら―被害者の対策
第8章 モラハラを起こさないために―加害者にならないための予防策
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。帝塚山学院大学人間文化学部教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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