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仏像に聞く―鑑賞を深めるための基礎知識

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  • サイズ 新書判/ページ数 308p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584120576
  • NDC分類 718
  • Cコード C0215

内容説明

仏像造り一筋の名工が平易に語る拝観の手引き。「ほとけ」を観るとは?「ほとけ」の教えとは?かたちを通して不可見の内奥に迫る。

目次

第1章 仏像の心(我が師のことば/「仏はすでに木の中におわします」;釈尊のことば/「生あるものはうつろいゆく。だがら執着を離れなさい」 ほか)
第2章 仏像を鑑賞する(如来―真理を悟った人。「真如」の意;菩薩―不可見(凡夫の肉眼では見ることができない)の菩提心 ほか)
第3章 屈指の仏像二〇選(法隆寺 釈迦三尊像―魅惑的な古典の笑み;法隆寺 救世観音立像―無心な幼児の瞬間の表情 ほか)
第4章 仏像に声なき声を聞く(飛鳥時代―金色に光輝く異教の彫像への讃嘆;白鳳時代―金銅仏を中心とした様式の進化 ほか)

著者等紹介

江里康慧[エリコウケイ]
1943年、仏師江里宗平の長男として京都に生まれる。高校卒業後、松久朋琳・宗琳師に入門。ベルギーアントワープ慈光寺阿弥陀如来像、京都府三千院金色不動明王立像、京都府西本願寺阿弥陀如来立像、奈良県唐招提寺鬼子母神半迦像、など多くの仏像を制作。海外でも高い評価を得ている。現在、龍谷大学客員教授、同志社女子大学嘱託講師。2003年京都府文化賞受賞
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感想・レビュー

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rbyawa

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g057、前に少し専門的な(>『日本の美術』のシリーズ群)時代単位の本で読んでしまったものの、仏像研究の人たちが信仰としても美術としても、あるいは単なる観光としても仏像に関わることを否定していないだろうという点は共通しているのではないかな、というのは伝わってきたかなぁ。別の本では「定朝」という人物は最初の仏師として扱われていたのでちょっと仏師の流れがわかりにくくなっていたものの、それ以前に仏像あるって部分との整合性を考えるとこういう記述も妥当なのかな。技術が上がりすぎると詰まらん! というのはわかりますw2016/06/17

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