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京都 地名の由来を歩く

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584120491
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0221

内容説明

日本人の心を惹きつけてやまない京都。その魅力のひとつが、いにしえを偲ばせる、ゆかしい地名の数々ではないだろうか。祇園、西陣、化野、宇治…、その雅やかな響きの陰に、はたしてどのような歴史がひそんでいるのか?本書は、そんな地名の由来を、著者が実際に京都の町を歩きに歩き、丹念なフィールドワークをもとにさぐったものである。各項目ごとに周辺情報・地図を付記し、観光ガイドとしても最適。

目次

第1章 京都は水の都だった!
第2章 坂に伝わる人の思い
第3章 京都の町づくり―開発と産業
第4章 人々を救う仏教思想―気になる寺々
第5章 葬送の地に立つ
第6章 京都にはいくつもの戦いがあった
第7章 占いと怨念の世界
第8章 京都の遊びと地名
第9章 いつまでも慕われる人
第10章 朝鮮半島と地名
第11章 食べ物・飲み物と地名

著者等紹介

谷川彰英[タニカワアキヒデ]
1945年、長野県松本市生まれ。曹洞宗の寺院に育つ。東京教育大学教育学部、同大学院博士課程修了。現在、筑波大学教授、博士(教育学)。日本地名研究所評議員。柳田国男研究から地名研究に入る。本職のかたわら全国の地名を訪ね歩き、地名エッセイストとしても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

28
京都旅行のお供に。 一見すごく堅そうな本だが、著者は京都にゆかりのあるわけではないためか、歴史本というよりお散歩本に近いテイスト。2020/09/24

ココアにんにく

4
著者の取材と京都各地のエピソードが面白くて、最初はサラッと読むつもりで手に取ったのですが、結局は熟読してしまいました。京都という場所が持つ多彩な地名の由来について知ることで、その土地の歴史や文化への理解が深まり、京都散策がより一層楽しくなりました。また、知らないまま通り過ぎていた場所が多く、賑やかな新京極のすぐそばにある和泉式部の墓などが一例です。さらに、私の好きな蹴上について義経にまつわるこんなエピソードがあることも驚きでした。鞍馬から貴船神社までの山道は私も歩きましたが、思った以上の山深さですね。2023/09/25

hideboo

3
京都に通って4年目に突入。その割には自分の行動範囲しか地名に関心を持っていませんでしたが、一般的に知られているところにも、これだけ由来やいわれがあったのですね。時間の許す限り歩いてみたいと思います。2010/06/04

田中峰和

2
天下取りの後、秀吉は京都を基盤にしたので今も、その名残が多い。平安時代以来の碁盤の目の町割りも彼が改造した。正方形だった町割りは縦長の長方形に変えられ、短冊の町割りになったのだ。都市計画も積極的で、寺を一か所に集め寺町通と呼ばれるようになったのも彼の仕事。さらに京都の中心地に土を持って囲む土木工事も行い、これをお土居と呼んだ。一方、忘れてならないのが彼の暴虐な侵略行為の痕跡だ。方広寺のすぐ近くに作られた耳塚は、朝鮮侵略のときの被害者を祀ったもの。切り取った耳や鼻は樽に詰められ計10万人分以上あったという。2021/04/27

れじーな

2
もう何年も前に古本屋で購入したまま放置していたのですが、やっと読みました。ので、何だか表紙の感じが違うのですけど…。京都は好きだけど、地元民ではないので、行ったことのある場所も詳しくは知らないし、まだまだ行ったことの無い場所も多くて、あぁ、また京都に行きたいなぁ、と思えました。京都に行くときに何処に行こう、そうちょっと困ったときに見返して見ると良いかも、な一冊です。2015/12/30

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