内容説明
古代から現代に至るまで、日本の歴史は暗殺によって動かされてきたといっても過言ではない。本書は、「『四十七士』は天皇の放ったテロリストだった」「ドキュメント・桜田門外の変」「暗殺を楽しんだ岡田以蔵の心とは」「新撰組・近藤勇の生き方」「孝明天皇は毒殺されたのか」「龍馬暗殺現場の詳細な状況」など知られざるエピソードを数多く取り上げ、歴史の暗部に新しい光をあてた日本暗殺全史である。巻末に「テロリスト総覧」を付す。
目次
第1章 テロリズム・暗殺とは何か―人はなぜ人を殺すのか
第2章 テロリストの日本史―実朝暗殺から赤穂事件まで(源実朝暗殺―源公暁;武田信玄狙撃―鳥居三左衛門(?)
本能寺の変/織田信長暗殺―明智光秀 ほか)
第3章 テロリズムの構図―幕末血風録(桜田門外の変/井伊直弼襲撃―関鉄之介、有村次左衛門ほか;ヒュースケン殺害―伊牟田尚平、清河八郎ほか;坂下門外の変/安藤信正暗殺未遂事件―平山兵介ほか五名 ほか)
第4章 新しい時代のテロ―激動する明治から大正・昭和へ(横井小楠暗殺―鹿島又之丞、上田立男、土屋信男ほか;大村益次郎暗殺―神代直人、団伸次郎ほか;神風連の乱/種田政明殺害―太田黒伴雄ほか ほか)
第5章 テロリスト総覧・日本全史―暗殺の系譜
著者等紹介
泉秀樹[イズミヒデキ]
1943年、静岡県浜松市生まれ。1965年、慶応義塾大学文学部卒業。産経新聞社記者・編集者などを経て作家として独立。写真家としても活動している。1973年、小説『剥製博物館』で第5回「新潮新人賞」受賞。日本文芸家協会会員
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感想・レビュー
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