内容説明
世界に誇れる笑いの芸術、それが狂言!宗家としての大切な使命とは何なのか。若くして和泉流宗家を継いだ著者が、狂言和泉流の「その心を、その形を」自ら語った。
目次
第1章 私の二つの顔―初稽古から「時宗」まで
第2章 日本室町化計画―私の未来と夢
第3章 父の遺産を継ぐ―父がやり残したこと
第4章 世界を駆ける和泉流宗家―日本の狂言を世界の狂言に
第5章 狂言の舞台を観に行こう―狂言の鑑賞入門
第6章 狂言の舞台を彩る―狂言の面、扇、装束など
第7章 和泉流、現行曲二百五十四番―時空を超えて伝承された無形の文化遺産
著者等紹介
和泉元弥[イズミモトヤ]
昭和49年、東京生まれ。狂言和泉流の二十世宗家。父は和泉流十九世宗家の和泉元秀、祖父は人間国宝の九世三宅藤九郎。父元秀に師事し、3歳で初舞台を踏む。狂言最高の格式をもつ『三番叟』を8歳で演じ、以後、史上最年少の16歳で大秘曲『釣狐』を、20歳で大曲『花子』を披く。一子相伝『狸腹鼓』を平成7年7月に披いた。狂言の若き逸材。NHK大河ドラマ『北条時宗』の主演をつとめる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。