ベスト新書<br> ロケット開発「失敗の条件」―技術と組織の未来像

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ロケット開発「失敗の条件」―技術と組織の未来像

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584120026
  • NDC分類 538.94
  • Cコード C0253

内容説明

宇宙開発事業団が生んだ初の純国産ロケットH‐2は、続けざまに「失敗」した。開発者たちは、そこから何を学び何を教訓に残したのか?2001年夏、いよいよ新型ロケットH‐2Aをひっさげて、大国が群雄割拠する宇宙ビジネスの世界に参入してゆく。ロケット開発の黎明期から従事してきた研究者と日本の宇宙開発を長年追い続けてきた取材者とが、わが国のロケット開発における「失敗」を徹底的に討論した。

目次

第1章 「失敗とは何か」―失敗の本質を把握する
第2章 「失敗と技術」―技術とは何か
第3章 「開発とリスク」―現実を知る
第4章 「失敗と組織」―役所の構造
第5章 「失敗とチャレンジ」―成功神話
第6章 「失敗の教訓」―最大の壁・悪しき文化

著者等紹介

五代富文[ゴダイトミフミ]
航空宇宙技術研究所特別顧問。工学博士。1932年、東京生まれ。日本のロケット開発の中心人物として50年代の黎明期から従事。IAF(国際宇宙連盟)前会長。宇宙開発事業団前副理事長

中野不二男[ナカノフジオ]
作家。元宇宙開発委員会・専門委員。1950年、新潟生まれ。日大中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レコバ

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チャレンジングなミッションなのに成功して当然のように扱われ、うまく行かなければ謝罪を求められる。この構造が納得いかないのは理解できるが、国家のバックアップ無しには立ち行かない先端科学はいくつもあるので政治家や国民に期待しても無理です。そのための活動がまさにこの本なんだろうけど2013/11/01

kouta

0
日本の宇宙開発について、特に組織とか政府とかの失敗に対する対応はちょっとどうなのという話。あと予算の話とか。現場の人達の様子が想像できて面白かった。政府とか予算とか納税者とかと協調してくのはなかなか大変なのかもしれない。2012/05/10

gokaamo

0
良書 技術立国と製造立国は違うというのは、今なお新鮮な意見2012/01/23

moco0913

0
国は先端技術を。民間は産業としての宇宙開発を。2011/11/28

4646camera

0
名作。前半が、失敗とはなんぞや、ロケット開発という特殊環境の中で失敗とはなんなのか?を書いている。後半は、役所批判、こうあるべきという話が多いです。全編対談形式で、そのなかには失敗論、リーダー論、組織論などなど含まれている気がします。ゴールディン文書に感動です。2010/03/08

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