内容説明
不可解な動機、不可解な存在、17歳。なぜあんな普通の子が殺人を犯してしまったのだろうか?事件が起きるたびに世間は反応する。だがこれまでの事件は「普通の子」だから起こしてしまった悲劇なのだと本書は警告する。これはどこにでも存在しうる少年の精緻な心理分析である。
目次
第1章 一七歳、愛知体験殺人事件(人を殺す経験がしたかった;快楽殺人・純粋殺人・連続殺人 ほか)
第2章 一七歳、佐賀バスジャック事件(血も凍る一五時間;歪んだ優越感「我、天帝なり」 ほか)
第3章 一七歳、岡山バット殺人事件(少年はバットを振り下ろした;いじめから芽生える殺意 ほか)
第4章 一五歳、大分一家六人殺傷事件(現代の『八つ墓村』事件;盗まれ、切り刻まれた下着 ほか)
第5章 あなたの子供は大丈夫?―私たちの未来のために(犯罪心理学とは?;非行の心理 ほか)
感想・レビュー
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