内容説明
1994年8月、超過密都市・東京に大地震が襲来、関東大震災では起こりえなかった複合災害が発生する。湾岸地帯の液状化をはじめ、押し寄せる内湾津波、広域巨大火災、交通網・ライフラインの寸断、暴動・略奪行為・パニックの多発、住民避難エリアの環境悪化、地下街の惨状…。本書、第2章でシミュレーションする「平成6年東京湾中部地震」は、決して非現実の悪夢ではない。警戒すべきは東海大地震だけか?東京直下型地震に行政側はどう対応しているのか?“異常なる静穏期”の終末を迎えて、いま地震・火山列島の中枢に空前の大危機が訪れようとしている。
目次
第1章 地震エネルギー蓄積と発散のシステム―大地震は必ず襲来する、これだけの根拠
第2章 そのとき、どうなる!?―直下型大地震勃発!首都崩壊シミュレーション
第3章 地震にともなう各現象を検証する―自然破壊が引き起こす、この“人災”が恐ろしい
第4章 災害対策の問題点とは―ついに目覚めたか!日本火山・地震列島

              
              

