内容説明
中東で燃え焼がった炎は、日本の進路に必ずや転機をもたらす。日米の貿易摩擦も、ジャパンバッシングも、中東の政治問題に密接な関係があるのだ。自国の経済的利益の追求のみに狂奔する日本人に、新たな曲がり角がやって来た。「覚悟」という言葉は、そんな日本社会に贈る高らかな警鐘である。
目次
プロローグ 何を「覚悟」しなければならないのか
1「後進国」欧米諸国の大いなる欺瞞
2 中東を舞台に暗躍する大国のパワーポリティクス
3 それでも日本は中東を見ようとしない
4 いよいよ一変する中東地図の読み方
5 民族大動乱の時代が到来する
6 世界の集中砲火を浴びる日本経済
7 民族大移動の波が日本を襲う
8 最悪のシナリオは回避できるのか