内容説明
世の中の人間関係は「貸し」と「借り」のバランスで成り立っている。筆者は仕事がら、多くの人間に接してきたが、理にかなった「貸し借り」を実行している人物は、それなりに成功をおさめいてるし、道をはずれた「貸し借り」を行ってきた者は、人生の敗残者となっているのである。本書では、考えられるあらゆる“貸し借り”の関係を抜き出し、成功例、失敗例を数多く描いてみた。その範囲は、政界・財界をはじめ夫婦にまでおよんでいる。
目次
1 政官界の「貸し借り」から何を学ぶか(田中角栄と後藤田正晴の天下盗り戦略;中曽根政権を実現させた、田中角栄の凄い“腕力”;新井将敬と高石邦夫の明暗双曲線 ほか)2 財界の「貸し借り」から何を知るか(“怒号の土光”を立往生させた、花村仁八郎の人徳とは;五島昇を支えた実力者たち;松下王国の“一兵卒社長”山下俊彦;“日本一の資産家”堤義明は、いま、どんな“返済法”を考えているのか ほか)
3 隣人との「貸し借り」から何を教わるか(仲人に義理を通さなかった青年を持っていた身の破滅;閣僚にまでなった男の、礼節のわきまえ方に何を学ぶか ほか)
4 ブレーンづくりの「貸し借り」から何を訊くか(三波春夫が演じた“身勝手ドラマ”;職場を去った有能編集長は、なぜシンパを持てなかったのか ほか)
5 人脈づくりの「貸し借り」から何をつかむか―人生の勝ち組に入るために(壮大な“人間ネットワーク”を作った下村澄の“倍返し”人生;無類のお人好し・宮崎吉政が、“貸し”ひと筋で築いた財産とは ほか)
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