出版社内容情報
常総学院;木内;木内幸男;取手二;甲子園;名将;ダルビッシュ;全国制覇;高校野球;仁志敏久;監督;大阪桐蔭;PL学園
内容説明
取手二高、常総学院を率いてアマチュア球界で一時代を築いた木内幸男監督。その人柄は万人から愛され、独特の采配術は誰からも一目置かれた。名将と呼ぶにふさわしいその実像を、改めて辿る。
目次
1 常総学院時代―教え子たちの回想(島田直也―1987年夏甲子園準優勝メンバー 現・常総学院高校監督;仁志敏久―1987年夏甲子園準優勝メンバー 現・横浜DeNAベイスターズファーム監督;金子誠―1993年夏甲子園4強 現・北海道日本ハムファイターズ野手総合コーチ ほか)
2 取手二高時代―教え子たちの回想(松沼博久―木内野球の草創期を知る右腕 元・西武ライオンズコーチほか;佐々木力―1984年夏の甲子園優勝メンバー のちに常総学院監督としても甲子園出場 現・常総学院統括責任者;中島彰一―1984年夏の甲子園優勝メンバー 現・日本製鉄鹿島監督 ほか)
3 ライバル・盟友・家族―同じ時代を生きた男たちと長女の回想(中村順司―元PL学園高監督 前・名古屋商科大総監督;持丸修一―元竜ヶ崎一高、藤代高、常総学院監督 現・専大松戸高監督;大峰真澄―元野球部部長 現・常総学院顧問 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ@ようやっとる!
9
数々の経験によって培われた「試合展開を読む力」「戦術眼」「大胆な決断力」を駆使した采配は木内マジックと称され、高校野球史に名を刻んだ名将木内幸男監督。89歳でなくなった監督に捧ぐ14人の証言。2021/11/22
tetsubun1000mg
8
昨年亡くなった常総学院元監督木内さんの教え子を中心として14名に取材して構成された本。ある程度年配の甲子園ファンでは知らない人はいないのではないだろうか。茨城訛りのインタビューでの受け答えは独特で印象に残っている人も多いのでは。常識にとらわれない作戦、選手起用にTVやマスコミは「木内マジック」と呼んでいました。この本でマジックではなく「木内理論」にのっとった戦術を日頃から実戦的な練習で身につけさせて、試合で実践していたので選手には全く違和感なく戦えていた。亡くなる前も野球人生に悔いなしと言い残されたそう。2021/05/07
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1
マジでプロの高校野球監督。2021/07/10
lonely_jean
0
人を遺すは上、という言葉は後藤新平の発言を野村克也が引用して野球好きの間に広まったようだが、まさにその通りと言うより外ない。記録も素晴らしいが、選手はそれで十分でも、監督という立場にあってそれ以上に遺すべきはやはり、人だ。こういう人が誰より監督、指導者向きなのだろう。選手の天才とはやはり両立しづらいか。2022/11/23