内容説明
「勝利至上主義」や「体罰・暴力」が根強く残る運動部活動において、課題を解決し、理想のチームをつくるためにはどうすればよいのか?「運動部活動の主人公は子どもである」と主張する運動部活動研究の第一人者が、体育・スポーツの分野にとらわれない21人のスペシャリストの知見を結集し、多面的な視点から運動部活動の理想的な在り方を説く。
目次
巻頭対談 上原浩治(元プロ野球選手)神谷拓「大事なのは試合の勝敗ではなく、そのスポーツが大好きであること」
スポーツ教育学―運動部活動の主人公は子どもである
経営学―運動部活動をマネジメントする
地域スポーツ論―運動部活動を地域に埋め戻す
社会教育学―青少年の社会教育と運動部活動
スポーツ史―運動部の歴史から自治と体罰を考える
運動部活動の教育学―子どもの自治から見た外部指導者・部活動指導員制度の是非
教育社会学―ブラックバイトから見えてくる運動部活動の影響
アスリートの視点―運動部活動とアスリートの自立
哲学―そもそも運動部活動は何のためにある?〔ほか〕
著者等紹介
神谷拓[カミヤタク]
関西大学人間健康学部教授。1975年、埼玉県生まれ。中京大学体育学部武道学科卒業。和歌山大学教育学研究科教科教育専攻修了。筑波大学人間総合科学研究科学校教育学専攻修了。岐阜経済大学経営学部専任講師、同准教授、宮城教育大学教育学部准教授を経て、2019年4月から現職。日本部活動学会会長、日本体育科教育学会理事(2002年5月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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