内容説明
“最初に失敗する学生はおもろいね。”“「ハイ」って返事には騙されたらあかんで。”“「お前、変わったなあ」こそ、最高の褒め言葉や。”―アメリカンフットボールを通して自分の生き方を考える、人間形成のための教育の実践。
目次
第1章 俺は、こんな学生やった
第2章 コーチにはなったけれど
第3章 賢くなってもらうために、面談を始めたんです
第4章 学生が育つよう、できることはたくさんあるよ
第5章 教育いうのは、奥が深いで
第6章 関西学院いうのは、負けないチームやと思う
第7章 自分の不安を受け入れる、それが大切
第8章 時代に合わせて、コーチングも変わるで
第9章 スポーツは損得で勘定できるよ
第10章 世界一安全なチームをつくる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くみん
19
関西学院Fightersの強さの秘訣と鳥内監督の魅力が詰まった1冊。現代版「君たちはどう生きるか」のようでした。 生きていく姿勢は自らの気づきですね。それはスポーツに向き合う姿勢も同じ。全てのスポーツに通じるものがあると思います。「Fightersに入ってて良かった」愚息の一言が理解できました。でもね、コテコテ大阪弁で喋ってまっせ、関西以外の方は脳内変換が必要かも(笑)2019/12/23
柔
14
「人間は教育されてはじめて人間になることができる」辛抱強く接することが大切なんだな。似た職業に就く者としてビシビシきた。アメフトは教えられるけど、教育は教えられるか俺は?と40歳にして教員免許取得。自らも学ぶ姿勢も素晴らしい。アメフトだけじゃなんも意味がない。卒業して社会人になってあいつできるな。ファイターズかなるほどな。そんな人間になって欲しい。大学は教室があって先生がおって同世代の仲間がいる。その中にアメフトがある。これが基本だと思う。責任を持たせることと考えさせること。2023/02/12
izumasa57
7
大阪弁でコーチングについて経験をわかりやすく熱く語ってある。情熱と冷静な行動力と緻密な人間関係構築の力の大切さが飲み込みやすい。表現が面白い!2020/03/01
あんさん
3
教育の力を感じた。コーチが教えすぎない。下の人間でも意見が言える組織。役割分担は決めるが、もしもの時を想定して臨機応変に対応できるよう個々の判断力を養う。意思決定のOODAウーダループ。試合を楽しむ、はenjoyではなくenrichment。2020/08/01
KN69
3
会社の先輩から紹介され早速読むも、非常に良かった。関学フットボールが強い訳ですわ。 また、改めてフットボールは良いスポーツやなと思う。自分の中にもフットボールの血が流れてると気付かされた。2020/02/14