内容説明
人間性なしに競技力は向上しない―松野明美ら日本を代表する長距離選手の育成を原点に、監督として箱根駅伝を戦い約20年。亜細亜大学に初優勝をもたらし、拓殖大学を初めて2年連続シード権獲得へと導いた名伯楽の、駅伝を通じた人の育て方。
目次
第1章 不思議な縁に導かれて(日体大進学のはずが一転、亜細亜大学に;金栗四三先生にかけられた言葉 ほか)
第2章 指導の原点―松野明美との出会い(九州のスーパーマーケットに現れたシンデレラガール;ブラシで丁寧にシューズを磨いていた松野 ほか)
第3章 とことん向き合い、鍛え上げる(亜細亜大学の監督に就任;瀬島龍三さんからの意外な祝福 ほか)
第4章 再び、箱根路を目指す(学生のまなざしを見て、拓殖大学監督就任を決めた;練習場所を探し回るところからスタート ほか)
第5章 最後の戦い(大学三大駅伝出場を目標に;出雲駅伝で拓大史上最高の4位 ほか)
著者等紹介
岡田正裕[オカダマサヒロ]
1945年7月27日、熊本県生まれ。鎮西高(熊本)‐亜細亜大‐フンドーダイ。大学時代に二度箱根駅伝に出場。3年時に9区、4年時に3区を走った。86年からニコニコドー女子陸上競技部監督として松野明美ら日本を代表する選手を育成。99年、亜細亜大陸上競技部監督に就任し、2006年に箱根優勝に導く。08年に九電工女子陸上部監督を務めたのち、10年から拓殖大陸上競技部監督に。箱根で2年連続シード権を獲得し、2018年度限りで勇退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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