内容説明
半世紀にわたり箱根駅伝を追い続け、独自のデータを積み上げてきた著者が、あらゆるデータや記録から大学駅伝の魅力をひも解く。三大学生駅伝(箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝)の起源、黎明期の知られざるエピソード、山の神、ゴボウ抜き、区間賞、完全優勝、途中棄権、伴走車など、キーワードで大学駅伝をよみ解いた書。NHK大学ドラマ『いだてん』の主人公・金栗四三が始めた箱根駅伝。その100年の歴史がぎっしり詰まった本。
目次
第1章 大学駅伝の創設(箱根駅伝のスタートに遅刻!?;箱根駅伝、華麗なる転身!!;数千の兵士を救った箱根V戦士 ほか)
第2章 大学駅伝の変遷(二つのチームで箱根出走!?;箱根駅伝の途中棄権;箱根駅伝の予選会の変遷 ほか)
第3章 大学駅伝の記録(もう一つの三冠王;出雲駅伝、全日本大学駅伝の4年連続区間賞;箱根駅伝の4年連続区間賞 ほか)
著者等紹介
出口庸介[デグチヨウスケ]
1950年、兵庫県洲本市生まれ。洲本高校~日本体育大学卒。学生時代は駅伝主務も務めた。72年から兵庫県立高等学校教諭。教諭時代には陸上競技部の顧問を務め、森口達也(モスクワ五輪5000m代表)をはじめ、実業団駅伝、大学駅伝に出場する多くの選手を育てた。学生時代から、駅伝を含めた長距離、マラソンの記録集計を行っており、「日本長距離歴代300傑」「日本マラソン歴代千傑」などをコンピューターのない時代に手作業でまとめていた。82年の第58回大会より箱根駅伝の取材を続け、自宅の一室は、労苦を惜しまず蒐集した第32回大会からのプログラム、記念誌や関連書籍、自身でまとめた記録ノートなどが集積された資料室となっている。およそ30年にわたり、『陸上競技マガジン』での執筆を中心に、これまで蓄積してきたデータをもとに統計・評論を行っている。教諭を定年退職した現在は、より精力的に現場に足を運ぶ日々。70年~2019年の半世紀で、1回のみ欠けたものの49回現場観戦を続けており、箱根駅伝の「生き字引」とも称される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
テクパパザンビア
tetsubun1000mg
やぎママ
おかつ