内容説明
2年連続最下位から優勝!なぜチームは劇的に変わったのか。監督就任1年目で革命を起こした指揮官のチーム統括、人心掌握術を解き明かす。
目次
第1章 指導論―「自己限定をするな。変化を恐れるな」(指導者としての原点;いかに10勝を積み上げるか ほか)
第2章 戦術論―固定観念に囚われず、セオリーの一歩先へ(川端慎吾を二番にした理由;リスクと向き合う ほか)
第3章 育成論―「イエス」「ノー」が言える選手になれ(山田哲人の飛躍的成長;中西太さんから教わったこと ほか)
第4章 組織論―「縦割り」の垣根を取り払う(懐刀の存在;「対監督」ではなく「対選手」 ほか)
著者等紹介
真中満[マナカミツル]
1971年1月6日、栃木県出身。宇都宮学園高から日大を経て、ドラフト3位で93年ヤクルト入団。巧打の外野手として活躍し、3度のリーグ優勝、日本一に貢献した。通算成績(実働16年)は1368試合出場、1122安打、打率.286、54本塁打、335打点。08年限りで現役引退。引退後はスワローズで二軍打撃コーチ、二軍監督、チーフ打撃コーチを歴任。2015年から監督を務め、就任1年目にしてチームを14年ぶりのリーグ制覇へと導いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うわじまお
41
ご本人に取材する予習のため読みました。取材でお聞きした内容のほうが面白かった。すみません^^;2018/02/18
Kaz
4
現役時代の真中はどちらかというと「いじられキャラ」のイメージがあって、真中が監督と聞いた時には、正直「えっ?」と思いました。でも、古田も小川もできなかったリーグ制覇を一年目で成し遂げたんですから、私の慧眼のなさには、ほとほと呆れてしまいます。で、本書。真中監督の卓抜した指導力の源泉となる理論が平易に書かれていて、大変勉強になりました。仕事にも、趣味の草野球にも、クラブチームの指導にも活かせるなかなかの良著です。スワローズファンの皆様は必読です!2016/04/13
佐月
2
真中満さんが好きなので購入。この本は15年のヤクルト優勝直後に書かれているので、その翌年16年に最下位になることは一旦忘れて読んだ。真中満さんがメディアに出演する度に思うのだが、彼はコミュニケーション能力に優れており、朗らかで優しそうに見えるが、厳しいことを言う時はしっかり言うことができる。そして全体の様子を俯瞰して見ながらタイミングを見て発言することができる人だ。人の上に立つのに適した真中さんの良さがこの本にもしっかり綴られているので、学ぶところが多かった。2024/08/08
茎沢
2
昨日、マウンドの小川になにもしなかった理由がわかった気がする。見た目ではわからなくても、この人はなにもしない人じゃない。最近ファンになった藤井君の名前も出ていて嬉しかった(^^♪ 今は厳しい状況だけど、信じてるからね!2017/07/09
ちゃんふみ
1
ヤクルトファンです!読みました! 現代社会に合った組織作り、固定観念にとらわれないチーム作り、いい意味で日本人らしくないチームに育て上げたんだなぁと感じました。 卓越した打撃指導を持っている真中さんですが、指揮官としても有能な方ですね。 ファンとしても真中さんが監督で嬉しいですし、これからの躍動に期待を持たせてくれる、又これからの自分にもいきる一冊です。2016/03/28