内容説明
「レジェンド・マサ」が貫き通した野球哲学や信条、生き方・こだわりをエピソードを交えて初めて明かす。
目次
第1章 進退決断までの真相
第2章 32年間のあんな事こんな話
第3章 裏打ちされたマサの哲学
第4章 わが球友交遊録
第5章 各界のレジェンドを語る
第6章 野球人生が開けた師との出会い
第7章 グランドを離れたマサの生き方
第8章 次なるステージへ
著者等紹介
山本昌[ヤマモトマサ]
本名は山本昌広(やまもと・まさひろ)。1965年8月11日、東京都生まれ。神奈川・日大藤沢高から83年秋のドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。プロ5年目、88年の米国への野球留学をきっかけに飛躍し、同年8月プロ初勝利。以後はスクリューボールを武器に活躍する。93年に最多勝利、最優秀防御率のタイトルを獲得すると、翌94年には連続最多勝利と沢村賞に輝く。97年にも最多勝利。2006年9月16日対阪神戦でプロ野球史上最年長の41歳1カ月でノーヒットノーラン、08年8月4日の巨人戦で史上24人目となる通算200勝を樹立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椿
13
そんなに野球に詳しくないんだけど。50歳で現役のピッチャーだった凄い人だ、と手に取ってみたよ。読みやすかった。再婚して、この3月に赤ちゃんが産まれる予定、ということにビックリした。2016/03/19
rigmarole
8
印象度B+。プロ野球選手時代の逸話や、印象に残ったり影響を与えたりした人々との関わりに力点が置かれており、まさに彼の投手人生の回顧録とも言えます。書かれている事の趣旨そのものより、彼の人となりが感じられてくることの方が私には重要でしたので、既読書2冊との内容上の重複も、余分な情報が紙面を食っているという不快感よりも、むしろ彼と再会できた喜びを喚起してくれました。「おわりに」にも書いてある「あきらめの悪さ」と「人との出会い」。彼の生き方の要諦はここにあるでしょう。それにしても読経の習慣があるとは意外。2016/09/27
西澤 隆
3
中日ファンを長年やってきた身としては「ファン以外ならどう読むだろう」ということが想像できない。ファンはもう1ページ読むごとに頷き「ありがとう」「おつかれさま」という気持ちになるから読了までは幸せな時間でした。そうはいってもファンはひいきチームが負けると悔しく悲しいもの。だからキャリア終盤に力が衰えてくる選手は時に罵声を浴びせたりしてしまうこともある。ちょっと前の山崎とか今の岩瀬たちに対してそういう気持ちを持っているひとも多いと思うけれど、彼らを見直してもう一度好きになるきっかけとしてもいい本だと思います。2016/04/28
コダマ@ようやっとる!
2
球界のレジェンド山本昌の32年。本の半分が他の人に対するリスペクトなのは人柄ですね。2016/12/26
井ノ口
2
始まりは、いつもの昌本(まさ・ぼん)か?と思ったら、さすがスポーツ界に幅広い交遊があるようで、各人のエピソードは読み物でした。 いつか鳥取のトレーニングの本を書いていただきたい。2016/08/18