出版社内容情報
名門・宇和島東や済美を率いて甲子園で旋風を巻き起こした故上甲氏。全国優勝2回、プロ野球選手を多数輩出。名将が遺したものとは。
内容説明
“上甲スマイル”よ、永遠に。宇和島東、済美を率いて甲子園で旋風。教え子、野球部関係者、指導者仲間らへの総力取材で掘り起こす名将の真実。
目次
第1章 宇和島に上甲あり
第2章 上甲野球とは
第3章 スパルタ指導の真相
第4章 名将の実像
第5章 上甲伝説
第6章 最後の時間
特別掲載『上甲ノート』
著者等紹介
丹羽政善[ニワマサヨシ]
1967年愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務ののち、1995年に渡米。インディアナ州立大学スポーツマーケティング学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBA、ゴルフなど、現地のスポーツを取材し、コラムや翻訳記事の配信を行う。日本のメディアでは、「日本経済新聞」「サンケイスポーツ」「THE PAGE」「MLB.JP」「NBA.COM JAPAN」などを中心に活動。海外メディアでは、「ESPN.COM」にも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろ
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宇和島東と済美の2校で指揮をとり、いずれも甲子園初出場初優勝へと導いた名将。試合で見せる上甲スマイルとは裏腹に練習はめちゃくちゃきついって聞いてたけど、予想以上にすさまじいことが分かった。でも、教員でもないのに高校野球を勝ち負け以上に子どもの教育の機会として捉えていたことには驚きました。上甲さんの発言で私が最も好きなのは「最後に泣きたくなかったら、今死ぬ気で練習しろ」。確か済美の部員たちに言ってた言葉だと思います。改めて、宇和島が生んだ名将のすごさを実感。ご冥福をお祈りいたします。2016/08/15
white6you&me
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高校時代、甲子園に連れて行ってもらったこと、私の人生で大変意味のある出来事でした。声が枯れるまでみんなで泣き叫ぶように応援したこと、昨日のことのように思い出します。青春らしい青春を謳歌できたのも、上甲監督のおかげだと感謝しています。不思議と縁を感じずにはいられないような人で、現に最近できた友人も、新しく仕事の仲間に加わった人も、上甲監督にゆかりのある方でした。監督のことを知っている方なら、時折クスッと笑いながら読めると思います。2015/09/13
USAGI
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もう少しでも時間があったら、ご自身の言葉で野球人生を遺しておけたでしょうに。 たくさんの人材を育てられ、高校野球ファンも楽しませてくれました。 監督の周りの方を取材し、本にまとめています。2015/09/01