内容説明
「オレが許さん!」と言い続けて20年いまこそ球界に届け!未来への激辛メッセージ。
目次
第1章 勝てるやつの思考法
第2章 いかに生きるか、それが問題だ
第3章 天才たちは遊ぶ
第4章 常識を疑ってみる
第5章 社会を映す野球
第6章 歴史に生かされる
著者等紹介
豊田泰光[トヨダヤスミツ]
1935年2月12日、茨城県生まれ。遊撃手、右投げ右打ち。1953年に水戸商から西鉄ライオンズに入団。1年目に27本塁打を放って、新人王に輝く。56年には打率.325で首位打者を獲得。チャンスに強いバッティングが持ち味で、西鉄の3年連続日本一(56~58年)に貢献した。63年に国鉄スワローズに移籍し、69年現役引退。通算成績は1814試合出場、1699安打、打率.277、263本塁打、888打点。70年に近鉄バファローズの打撃コーチを務めた。2006年野球殿堂入り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kuma
13
考え方や、提言が好きでした。 無い物ねだりだが、現役の西鉄時代を見たかった。2018/06/09
さとむ
6
日経新聞を読んで20年。毎週木曜日のコラム「チェンジアップ」が何よりもの楽しみだ。統一球やCS、選手間のなれ合い、ファンサービスなど、球界関係者にとって耳が痛い話をズバリと指摘し続けている。おかげで、野球の観方が深くなったし、人としての生き方にも影響を受けてきた。ただ、本書で残念なのは、週刊ベースボールのコラムの文体に合わせて、「私・自分」を「オレ」に言い換え、さらに、デスマス調にしてしまったこと。これでは、豊田さんの魅力も半減。もし、文庫版を出すなら、日経コラムに合わせて修正したほうがいいと思う。2013/12/08
しんぺい
5
豊田さんの文書、考え方、提言とても好きです。日経のコラムもやめてしまい、もう聞けなくなるのが寂しい。2014/03/08
ワンタン
4
週刊ベースボールの連載ではもっと文字数が多かった気がするのだが、再構成したものか。晩年の本なので、流石に繰り言めいたところが多いが、状況が変わらないのだから、こういう直言を言う人は必要。今のプロ野球は先が見えちゃってる、そこには「どうせこんなもんだよ」というニヒリズムがある、なんて今の日本全体に通じること。ニヒリズムなんて言葉を使うプロ野球評論家、他にいるだろうか。特に印象に残ったのは、遊び心や美意識、職人芸がプロの世界から失われて来ているのではないか、という認識。これもプロ野球に限った話じゃないと思う。2016/12/05
デコポン
2
西鉄の黄金時代を築いた名プレイヤー豊田泰光が煩悩の数である108の提言をしています。もう豊田さんも御爺さんで昔の辛口な表激が以前と比べて弱くなっております。野球中継は地上中継をしなくなり野球人気は昔に比べたら下火です。色々な野球観をそれぞれの選手が持っています。豊田さんは世間と違っても自分の意見を貫く人です。やっぱり個性派がいてこそのプロの世界です。2015/10/16