内容説明
野球が盛んな宮城県石巻市。大地震のあと、復興のシンボルとなったのが石巻工高だった。高校野球に精通した著者が、震災発生から甲子園出場までをチームに密着して描いた、渾身のドキュメント。
目次
第1章 初めての聖地
第2章 『3・11』の記憶
第3章 ボール5個からの再出発
第4章 石巻の野球
第5章 甲子園のキセキ
著者等紹介
佐々木亨[ササキトオル]
1974年、岩手県生まれ。スポーツライター。雑誌編集者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃがたろう
3
図書館本。神村学園との試合で一時逆転したときはテレビでみていて鳥肌がたった。高校野球ってやっぱりいいなーって思える本。個人的には常総学院が石巻工業にヘルメットを贈っていたところが印象的。2017/10/10
さんつきくん
1
タイトルは石巻工業高校野球部が掲げた横断幕のそれ。2012年春の選抜甲子園で「21世紀枠」で出場を果たした石工ナイン。3・11の現実と野球に向き合った彼らのドキュメント。震災はあまりにも酷だった。だが、止まるのではなく動くこと。学校は北上運河沿いにあり、グラウンドは浸水、野球ができる状況ではなかった。そこから始まる奇跡。石巻の野球の歴史に触れつつ、最後の頁は甲子園での試合について。阿部翔人くんの選手宣誓「答えのない悲しみ」。これほど的を射た言葉はないし、すごく印象に残ってます。2013/11/29
おこめ
1
スポーツの力ってすごい。それを改めて感じました。2012/10/22