内容説明
コーチの教えは本当に正しいのか!?ふとした疑問から始まり、2000安打を放った異才の理論派打者。
目次
第1章 指導現場の常識を疑ってかかれ
第2章 キーワードは「軸」と「支点」
第3章 王貞治とイチローを天才で片づけるな
第4章 バッティング上達のコツ
第5章 打席での心がまえ
第6章 ここが変だよ、野球界
著者等紹介
駒田徳広[コマダノリヒロ]
1962年9月14日、奈良県生まれ。191センチ、90キロ(現役当時)。左投げ左打ち。桜井商高から81年にドラフト2位で読売ジャイアンツ入団。3年目の83年に一軍昇格し、史上初のプロ初打席満塁本塁打。80年代後半からレギュラーに定着し、チャンスに強い巧打者として活躍。94年にFAで横浜ベイスターズに移籍。巨人、横浜両チームでリーグ優勝、日本一に貢献する。2000年に現役引退。通算成績は、2063試合出場、打率.289、2006安打、195本塁打、953打点(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たっちゃん
1
駒田さんの打撃論。彼の打撃論は自らの経験の苦労話もあり、わかりやすく説得力がある。王やイチローがなぜ素晴らしいのかを理論的に説明していて、半ば目から鱗の本となっている。自分にはとてもマッチした野球解説書となっている。2024/09/12
ぷっちぃ
0
思ったより面白かった 考え方の幅が広がる2013/04/27
西東大貴
0
左打ちのスイングの際、軸足が上手く使えないと悩んでいたが、この本の踏み切り足と体重軸の関係の説明から納得した。自分の踏み切り足が右足なのだから、体重軸が右足寄りなるのは自然なことで、むしろ変化球で外されても右足のパワーで対応できるからよいと。 又、私は小久保やM・ラミレスといった豪快なフォロースルーに憧れて真似していたが、この本の引き手の肘で支点を作るフォロースルーの方がバットが体に巻きつくように最後まで振りぬくことができるし、今のところしっくりきてよい。 自分のバッティングに悩んでいる人におすすめ。2011/11/22
ひと
0
体重軸と運動軸の解説は、基本の「き」からの発展として参考になった。両者の違いを頭と身体で理解し、自分の運動軸を見つけることが打撃開眼の鍵か。打撃論に限らず、駒田氏の野球界に対するロジカルな意見、はっきり物申す勇気に賛同。実際に球界を動かしいて欲しいと切望してしまう。2011/11/18
lonely_jean
0
野球界への提言が書かれた最終章を読むと、独立リーグの監督も意欲的に務めていたことが察せられる。その駒田が現状、巨人に所属している。独立リーグは変わらなければならないのだろう。掲げた理念はよいものの、その方向へ進めず、行き詰まっている。金は出し口は出さない熱意あるオーナーが現れないものか。2022/04/13