内容説明
ある日突然降りかかった「プロ野球を創れ」という難題。家族は「なぜあなたなの」と大反対した。「やるべきだ」と実兄は言った。そして私は…。
目次
プロローグ 黒字になった独立リーグ
第1章 涙の開幕はいいけれど、「あぁお客様が逃げていく」
第2章 NPB・クラブチーム・独立リーグからの選択
第3章 山ほどの課題は、やってもやっても終わらない
第4章 リーグを彩った人たち―金森栄治ほかの奮闘
第5章 地域に貢献し、夢を与える「ふるさとのプロ野球」
第6章 徹底したコストダウンこそ、黒字化の方程式
第7章 日本の野球がメジャーを超える日のために
エピローグ ふたりだけのガッツポーズ(飯島泰臣・信濃グランセローズ代表取締役副社長)
著者等紹介
村山哲二[ムラヤマテツジ]
1964年9月19日生まれ、新潟県柏崎市出身。新潟県立柏崎高校‐駒澤大学卒業(88年)。高校時代は野球部、大学時代は準硬式野球部に所属して活躍した。大学卒業後は、外車ディーラーを経て、98年に株式会社電通東日本に入社。サッカーのアルビレックス新潟の発足時より、その運営プロモーションに携わる。06年に同社を退職。同年、株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングを設立し、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Yuka
6
スポーツビジネス勉強中。 野球は好きだけど独立リーグのことは全然知らなかった。華やかな世界に思っていたけれど、資金が少なく手弁当で作り上げてく姿はパラスポーツ団体に共通するところも感じる。 目指すべき方向性がクリアなのが強みなのかな。かなり苦しい時期もありそうだったけれど、ブレない想いに引き寄せられる人が多い。でもベースは「野球」であるところがやっぱり大きいとも思う。経験者が多いから支えたい人も自然と多くなる。いろんな奇跡を垣間見たけれど、奇跡が連鎖する土壌があるのは大きな違いだなと思った。2023/10/02
学楽生喜(がくらくせいき)
1
・アルビレックス新潟のマーケティングに携わった著者が地域に根ざしたプロ野球独立リーグを作り上げ、黒字化を達成するには並大抵の苦労ではなかったと思う。しかし読んで思ったのは最も必要なのは思いの強さではなく、意外と「人脈」なのかなという印象。そして本書のタイトルのように今、もしあなたがプロ野球を創れと言われたら、この形を真似しても無意味だと言う事はよく分かった。今自分が漠然とイメージしている、Jリーグやbjリーグの地域密着、BCリーグの地域貢献の概念を越える「地域創造」の方法を模索して行こうと思った。 2013/10/21
shellgai
1
独立リーグBCリーグの設立物語。新しいものを立ち上げるための夢と崇高な理念に感動した。これからもまだまだ経営としてはいろいろと大変だろうけれど頑張って地域に根差したリーグとして定着してほしい。2011/09/10
モモイロチッチ
1
もう少し選手を取り上げて、BCリーグのガイド的な本にして欲しかった。2011/05/06
じゃんけん
0
立ち上げの流れとしてはサッカーと同じかも知れないが、前期・後期、BCLCS,GCSなど観客動員に繋げる努力が垣間見れると思った。2014/12/04