ベースボール・マガジン社新書
甲子園最高勝率―PL学園・中村流超エリート育成論

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583102818
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

夏、高校野球。甲子園58勝10敗、勝率853―。最強軍団を作り上げた名将の驚異の指導力。だからPLは強かった。

目次

第1章 “逆転のPL”から“常勝PL”へ(足が震えた甲子園初さい配;“逆転のPL”の伝統を受け継いで ほか)
第2章 私の原風景(あこがれの西鉄ライオンズ;怪童・尾崎行雄さんの衝撃 ほか)
第3章 組織を育てる(監督というよりも、むしろ技術屋;治療の付き添いで体のメカニズムを知る ほか)
第4章 人を育てる(野球燃え尽き症候群にはしたくない;九九の丸暗記では応用は利かない ほか)
第5章 球道即人道(野球以外でも日常のすべてにベストを尽くす;試合前に空き缶を拾った吉村たち ほか)

著者等紹介

中村順司[ナカムラジュンジ]
1946年8月5日、福岡県生まれ。PL学園高2年春のセンバツに控え野手として甲子園出場。卒業後は、名古屋商科大から社会人・キャタピラー三菱でプレー。76年にPL学園高のコーチとなり、80年秋から監督。81年春のセンバツで優勝を飾ると、以後82年春優勝、83年夏優勝を経て84年春の決勝で敗れるまで甲子園20連勝を記録。98年センバツを最後に勇退するまで、18年間で春夏16回の甲子園出場を果たし、優勝は春夏各3回、準優勝は春夏各1回。甲子園通算58勝(10敗)を挙げ、勝率・853は歴代監督勝利数上位者のなかでも飛び抜けて高い。桑田真澄、清原和博らをはじめ超高校級選手を育て上げ、指導したすべての学年からプロ野球選手を輩出した。1999年に母校・名古屋商科大の監督に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

38
どんなにお金を貰ってもPLの下級生には戻りたくないと言わせる理不尽な封建制度と相反する社会で通用する人に育てていく事を第一に指導してきた技術屋と自負する中村氏の著書。よく目配りをしているというのは納得出来、清原の感想からも伺える。桑田が高校生の頃にスライダーやフォークを投げられるにも関わらず、敢えて投げなかったと言う事実に驚く。未だにPL閥はプロ野球界にも力を持っている。88年卒業の三年生全員が優勝メダルを持っているのも技量が無い子は軟式に行かされるというPLならではかも知れません。清原立ち直りに期待 2017/07/22

もとむ

21
高校野球最強を誇った、PL学園の元監督、中村順司さんによる一冊。この方の座右の銘「球道即人道」は僕も好きです。人間的成長なくして、選手としての成長はない…何でもそうですよね。厳しい練習の果てに、「もう野球はいいや」という燃え尽き方ではもったいない。大学や社会人、プロになってからこそ、まだ野球を続けたいと、余力を残し自信をつけて卒業させてあげたい、胸を張って「PL学園出身です」と言わせてあげたいと…大事ですね。僕は学生野球を辞めた当時は、野球に対して憎しみが残ってしまい…読んでちょっぴり胸が痛くなりました😌2025/02/09

くりのすけ

9
PL学園黄金時代を築いた一番の立役者でしょう。当時の監督時代の甲子園での活躍は言うことないでしょう。読む限り指導方法はいたって簡単で、どこでもやっていそうだが、それだけ基本がしっかり叩きこまれているのだろう。もう少し、当時の試合の解説を入れて欲しかった。2015/05/15

Humbaba

5
苦しい練習を乗り越えたからこそ,仲間としての連帯感が強まる.その連帯感は,例え年度が違ったとしても共有できる.下積みの練習は,ただ苦しいだけということが多い.しかし,そこで手を抜かなかったからこそ将来的に大成できたという人間は多い.2010/11/19

YOS1968

4
PL学園は最強である。PL卒でプロ野球で活躍している選手は枚挙にいとまがない。その源泉は仲村監督の教えにある。将来性を見据えながら勝ち続けることは並大抵ではないはずだ。そして桑田ドラフト問題は、唯一といっていい汚点なのかもしれない。残念である。2010/11/15

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