デットマール・クラマー―日本サッカー改革論

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784583101163
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

歓喜のメキシコ五輪銅メダルから、40年。そこには、日本サッカーを「本当に」変革した、一人のドイツ人の存在があった。初来日から48年にもわたる圧倒的な取材を元に描いた、これが本当の「クラマーの教え」だ。

目次

クラマーさんとの出会い―1960年
目覚めへの旅―1960年
日本に来るまで―1925年‐1960年
ヤマト魂はどうした―1960年‐1961年
13カ月間の指導―1961年‐1962年
長沼‐岡野コンビの誕生―1962年
東京オリンピック前年―1963年
東京オリンピックの年―1964年前半
東京オリンピック―1964年後半
愛弟子ベッケンバウアー―1964年‐1965年
西ドイツ代表とともに―1965年‐1967年
世界と日本を回る―1965年‐1967年
メキシコ・オリンピック―1968年
世界を駆けめぐる―1968年‐1974年
日本の長い停滞の始まり―1969年
名門、強豪のクラブの監督―1974年‐1985年
韓国、中国での指導―1987年‐2002年
2008年、クラマーさんは―2005年‐2008年
功績は永遠に

著者等紹介

中条一雄[チュウジョウカズオ]
1926年生まれ。旧制広島一中、広島高校、東京大学でサッカープレーヤーとして活躍。1953年から朝日新聞記者。1960年のサッカー日本代表の欧州遠征に役員兼朝日特派員として同行。朝日新聞では主に運動部畑を歩み編集委員も務めた。1987年から1996年まで、早稲田大学人間科学部講師。ワールドカップを1974年西ドイツ大会から8回取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

グッダー

3
クラマーに日本サッカーを作ってもらったという話は、今までも聞いたことがあったが、ここまで貢献してくれたということはこの本を読んで初めて知った。日本代表の強化だけでなく、日本サッカーの全てを変えてしまう行動力は、本当にすごいと思う。メキシコオリンピックの後、その努力が、日本サッカー協会によって継続されなかったのは残念だったが、クラマーが提言してくれていたおかげで、低迷した後に戻るべき理論や方法があったことは本当に大きかったと思う。  2015/12/18

2
メキシコ五輪で銅メダルを取ったサッカー日本代表。その影には一人の若きドイツ人コーチがいた。日本サッカーの黎明期にこんなに優秀な人物が日本に来ていた事実を初めて知りました。しかし彼が提唱した強化策はメキシコ五輪後、省みられず日本は長く低迷の時代に入る。その事実も含め考えさせられる作品です。2010/04/21

takochangame

1
クラマーさんの名前は知ってたんですが、ここまで世界的に活躍していた人だとは知らなくて読んで良よかったです。日本の文化を尊重しながら、基本技術やオフザピッチの質の向上、世界のサッカーを肌で体感させるなど選手に現状と目標をはっきり意識させる徹底した指導。そのなかで『人を教えること。それには全人格を反映させなくてはならない』という思想があり、彼は教育者であり人格者であることがわかりました。日本だけでなく世界中にサッカー普及のために奔走された彼の活動は今日のサッカー界の礎になっていることは確かではないでしょうか。2020/12/07

lupin14

1
=D クラマーさんの功績を知ることができるいい本だった。彼がいなかったと思うと逆にぞっとする。2008/10/27

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