内容説明
小学校高学年にもなると、親の言うことはだんだん聞かなくなってきます。それは子どもの成長の証とはいえ、ときには「売り言葉」に「買い言葉」で、ついついお母さんも大爆発!良好な親子関係は、お互いの思いを言葉にすることから始まります。親の思いを子に伝え、また子どもの気持ちを理解するには、日常的な言葉のキャッチボールが必要です。しかし、今どきは「イヤッ」「イタッ」「ウザッ」「ヤバッ」など、2文字で気持ちを表す(!?)子どもが増えてきて(これを“ニモジン”と呼びます)、とてもキャッチボールどころではありません。本書では、スクール・カウンセラーの著者が、扱いにくくなった子どもとの会話や接し方を円滑にするノウハウをアドバイスします。
目次
プロローグ 「ニモジン言葉が親を襲う!」
第1章 「子どもの気持ちをつかむ親子の会話」
第2章 「子どもをやる気にする接し方・ダメにする接し方」
第3章 「いじめ・不登校にどう対処するか」
第4章 「こんなに違う親の思惑・子どもの気持ち」
エピローグ 「子どもをどこまで信じますか?」
著者等紹介
鈴木由美[スズキユミ]
聖徳大学児童学部児童学科准教授、上級教育カウンセラー。福岡県生まれ。学校心理士。筑波大学大学院教育学研究科カウンセリング専攻修了。和洋女子大学カウンセラー、都留文科大学非常勤講師、上智大学カウンセリングセンター非常勤講師等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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