内容説明
自らの経験と実戦のなかで辿り着いたスプリント論。走りの“手の内”明かします。著者実践のドリルを初公開。
目次
第1部 走りの技術(「走り」のとらえかた;走り方を身につける)
第2部 走りの変遷(走りを教えてもらった時代;理想の走りを模索する;走りを極める、走りを磨く)
おわりに―走る、この単純にして深遠なるもの
著者等紹介
為末大[タメスエダイ]
1978年広島県生まれ、プロ陸上選手、男子400mハードル日本記録保持者、アジアパートナーシップファンド所属。五日市中学、広島皆実高校時代からトップ選手として活躍し、法政大学から本格的に400mハードルに取り組む。2000年シドニー五輪に出場。翌2001年のエドモントン世界選手権で47秒89の日本新記録で3位となり、陸上競技トラック種目初の日本人メダリストとなった。2003年パリ世界選手権、2004年アテネ五輪を経て、2005年ヘルシンキ世界選手権では2度目の銅メダルを獲得した。2003年からプロアスリートとして陸上競技に取り組む一方で、2007年5月には東京・丸の内に陸上トラックを設けて競技を見せるイベント「東京ストリート陸上」を主催するなど、陸上競技の人気向上を目指した活動にも意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nori
2
久しぶりに読書。図書館で見つけ、何の気なしに読み始めたら、のめり込んでしまった。市民ランナーである私とオリンピック銅メダリストである為末さんでは、全てに於いてレベルが違いすぎるが、フォームや地面の反発をスピードに活かす動きについての考え方や、足運びのイメージなどが全く同じだったため、何年も模索し続けてきた走りに対する考え方に太鼓判を押してもらった気がした。数多あるランニング本を何冊も読まずとも、これ一冊で充分。周りのランニング仲間に勧めたい。2016/07/18
Rico
0
「かけっこが速かった子たちはその後どうなったのだろうと思われたことはないだろうか?」 確かに。。 足が致命的に遅かった私は、速い子っていいよなー、生まれつきだよなー、と思っていて、最近うちの子供たちを見ていて、うちの学校の一番は、速いなかでは遅いほうなんだな、とか、速いことが絶対的にすばらしくうらやましいのからやっと抜け出したのだけれど、中学で、身体的成長から圧倒的に速かった著者が、その後、自分の走りとハードルを極めていく過程が面白かった。スポーツ選手って、一流になるには、内省的にならざるをえないな。2012/09/02
なかしー
0
為末さんの復活祈ってます。2011/02/13
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