目次
第1章 形から入り、形を離れる
第2章 勝てば官軍?
第3章 「テーブル」と「畳」
第4章 セクシャル・ハラスメント
第5章 ドーピング
第6章 勝負三景
第7章 スポーツチャンバラの投げかける問題
第8章 武道の教育力を生かそう
著者等紹介
田中守[タナカマモル]
1958年兵庫県生まれ。筑波大学大学院体育研究科修了。国際武道大学体育学部国際スポーツ文化学科長・教授。剣道教士七段
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感想・レビュー
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SOHSA
19
武道とりわけ剣道を中心としてその内在する問題点を、過去(歴史)と現在を軸として考察し、これからの在り方を示す本。かねてから武道の競技性については多くの人が問題提起し議論を重ね、そのほとんどが武道は単なるスポーツに非ずとの結論に至っている。にもかかわらず、繰り返しこの問題が浮上してくるのは、やはり根本のところに解決しきれない何かがあるのではないだろうか。本書でも著者は問題点と進むべき方向を明らかに指し示している。本書が刊行されてから既に10年、剣道界をめぐる状況に大きな変化があったようには見受けられない。2014/07/21
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