内容説明
明治の文豪正岡子規は、雅号を「野球」ともするほどの熱の入れようで、随筆、短歌、俳句を通して野球の啓豪、普及につとめた。ここにその足跡をたどりながら、野球との意外なかかわりを紹介する。
目次
第1章 正岡子規とその時代
第2章 ベースボールの伝来と日本の野球黎明期
第3章 子規とベースベール・本論
第4章 野球と文学
第5章 「ベースボール」を「野球」と訳した男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
123456789wanko
3
正岡子規が無類のベースボール好きなのは知っていましたが、プレイヤーとしても中々の腕前であったことは初耳でした。そして文芸仲間にも野球を広めたり、野球王国愛媛の礎を築いたり、新聞に野球のルール解説記事を書いたりと、現在まで多々影響を与える程の野球好きを超えた野球好きだったとは。新しい面がかいま見えて面白かったです。2015/04/25
lonely_jean
0
子規による野球の説明は、古文調をどうにか読み解くと、確かにその通り、と思えるが、それはおそらくいくらか、いや、かなりの予備知識がある者だけだろう。野球を知らずに読んでも、なんだこれは、と疑問が増すばかりで納得はできなさそう。新しいものが始まる時は、いつの時代も、何についてもそうなのだ。2018/04/06
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