出版社内容情報
世界各地のコルビュジエ建築を撮影したハナブサ・リュウの芸術性の高い写真で代表作を網羅するとともに、ル・コルビュジエの78年の生涯をたどり、近代建築の歴史を追体験する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちも
18
なんて、なんて、オシャレなんだろう。一昔前前の建築群で手仕事のためか、ぬくもりがあり、抑えが効いていて、快活で、陽性で、色彩に富んでるるけど、嫌味がない。 日本人の発想はどこかじめっとしてないと落ち着かないから、凄い憧れるというか、ない感覚ではないでしょうか。 ページをめくるたびに幸せな気分になる本でした。2024/05/12
とある内科医
10
好き。2024/06/16
不純文學交遊録
4
ル・コルビュジエ、本名シャルル・エドゥアール・ジャンヌレはモダニズム建築の巨匠。モダニズムと言えば無機質なコンクリートのビルを思い浮かべる人が多いだろうが、ル・コルビュジエの作品は決して真四角ではないし、内部は意外とカラフルだったりする。建築・都市計画のみならず絵画や家具の設計でも優れた業績を遺した。本書は写真家ハナブサ・リュウさんが世界各地をめぐり、ユニテ・ダビタシオンやロンシャンの礼拝堂などの著名な建築に加えて、個人の住宅を数多く掲載しているのが特徴。2024/09/08
NAGISAN
3
建築に関心をもっていた頃、パリ郊外の「サヴォア邸」を訪れたことがある。彼の提唱する〈近代建築5原則〉・・ピロティ、自由な平面、自由なファサード、横長の連続窓、屋上庭園・・を備えた合理的で自由だなぁと思った記憶がある。彼は日々発展し、晩年の作品である「ロンシャンの礼拝堂」は好きだ。安藤忠雄氏は海外旅行自由化直後の1965年、「ロンシャンの礼拝堂」を訪問し、コルビュジェの「人間を感動させる」考えの原点となっているようである。2024/06/26
kaz
2
いかにも映画に出てきそうな建物だが、地震が多い国に住んでいる人間にとって、ちょっと不安を感じさせる。それを抜きにしても、モダニズム建築は何となく好きになれない。図書館の内容紹介は『20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエは、世界各地に建築を残し、今なお多くの人々に影響を与え続けている。ル・コルビュジエのライフヒストリーと彼の建築を愛する人々のエピソードによって、巨人の思考の軌跡をたどる』。 2024/02/23