出版社内容情報
「太陽の地図帖」名作漫画シリーズの最新刊は、国民的漫画『ちびまる子ちゃん』! 貴重な資料や証言、美しい原画を通して、その秘密に迫る。吉本ばなな、泉麻人、中森明夫ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
40
「りぼん」で面白い漫画が連載されている、と友人から教えられ、『ちびまる子ちゃん』を読んだ時の衝撃は、今も忘れることがない。アニメ化される2年ほど前のことだ。エッセイ漫画のようで、それに縛られない自由がそこにはあって、でも時代背景は昭和40年代末にこだわり、それでいて、その時代を知らない者にも笑える不思議な魅力がこの漫画にはあった。とはいえ、のちにアニメ化され、国民的作品になるとは思いもしなかった(けれど、エンディング曲『おどるポンポコリン』を聴いた瞬間、これは絶対大ヒットすると確信したものだ)。(つづく)2020/01/08
春が来た
25
70年代ノスタルジー。キラキラなものに憧れていた私ではないあの頃の私がここに溢れている。2020/11/24
aloha0307
20
さくらさん追悼本 笑いネタ満載も心の片隅の寂寥感はどうしようもない。懐かしき70年代 キートン山田さんの弁士風のナレーションが独特な脱力感を醸し(直後TV枠;サザエさん には決してない)、隠し味だったのだね☺ 学校登山最中「後ろ向きに歩くと疲れない」なぜか自慢げにこれをやるヤツ確かにいたなあ☺☺ 富士登山をあきらめ、売店で”ブーブークッション”と”笑いぶくろ”(まさに意味不明の玩具)をおみやげにしたのも☺☺2020/05/17
ツキノ
13
「ちびまる子ちゃん」の大ブームが起きた時、20代初めの社会人だったけれど、同年代の間でも話題になり、コミックやさくらももこのエッセイの回し読みをしていた。私達世代は自分達の子ども時代の思い出と被っていたけれど、もっと若い世代にも人気で、それをキープしているのが凄い!その人気の秘密を様々な角度から見ることができる。ノスタルジーだけではないのがわかる。豪華執筆陣。なつかしのいろいろなアイテムの紹介もおもしろい。インタビューも貴重。思わず読みふけってしまった。早逝がほんとうに残念。2020/03/17
チロル
11
図書館本。『ちびまる子ちゃん』は、原作者 さくらももこさんが小学生時代を過ごした昭和40年代末(1974~75年頃)の静岡県清水市(現・静岡市清水区)を舞台にした作品です。まるちゃんは、実際に 原作者や彼女の周りにいた実際の同級生たちがモデルだったりします。「登場人物相関図」や「登場人物図鑑」も載っていますが… まだまだ知らなかったキャラクターが沢山いました😅わたしは アニメの他、彼女のエッセイも好きです。と言っても『まる子だった』『さくらえび』『ももこタイムス』しか読んでませんが。↓2024/02/05