出版社内容情報
戦災で焼失したあの城も! あの戦国大名のお宝も! 3月10日の東京大空襲から74年。かの日を偲び、各地の空襲で灰燼に帰した文化遺産を、焼失以前の画像で再現する、夢のビジュアルムック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
15
面白かったけど、文章が不親切。読みにくい。まあ、別冊太陽にありがちなんだけど。古図面、せめて古写真が残っているものはまだしも、ホントに消えてなくなったものも多い。ましてや「あった」という記録もなく消えてしまったものもたくさんあるのだろう。「城」は意外と自治体や市民の手で工法は色々だが再建されているものが多い。一方、寺社となると、資金不足と土地不足で、復元はむつかしいようだ。銅像、武具などの戦時供出もサラッと書いてある。2019/08/28
onepei
5
月並みだがもったいない2019/05/14
やすにぃ
1
⭐️⭐️⭐️2022/05/16
のぶ
1
消失した、ということは、現存していない(復元された天守もあるが元のものとは別物)、ということですね。あたりまえだ。本書では、たまたま模写や写真が残っていた物件を寄せ集めて紹介していますが、それで一冊の本ができてしまう、記録に残らないものまで含めると一体どれだけの文化財が喪われたのだろう、想像すると気が遠くなります。(文化財喪失も人が死ぬのも)戦争が原因の全てではないにせよ(令和の焼失以前の首里城も本書に掲載されている)、大事なのは戦争をしないこと、戦争をしない国を作ることだ、と各ページが語りかけてきます。2020/04/21