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別冊太陽
山岸凉子 - 『日出処の天子』古代飛鳥への旅

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  • サイズ B5変判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784582945744
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9421

出版社内容情報

聖徳太子像を革新し、少女マンガに革命を起こした『日出処の天子』。飛鳥ルポ、本人への徹底インタビュー等で、この名作の謎に迫る。

山岸凉子『日出処の天子』古代飛鳥への旅◎目次

特別巻頭口絵
『日出処の天子』原画ギャラリー

対談
荒俣宏×山岸凉子

廐戸王子の「実像」をひもとく 

『聖徳太子絵伝』の世界を読む 
文=村松加奈子

今、改めて知る『日出処の天子』
その魔術的魅力        
文=ヤマダトモコ

『日出処の天子』人物相関図 
『日出処の天子』主要登場人物図鑑 
『日出処の天子』物語年表 

●登場人物で旅する『日出処の天子』
文=仁藤敦史、畑中章宏

Chapter1
廐戸王子(聖徳太子) 
超能力/夢殿/舎人・調子麻呂とその子孫/舎人・淡水(迹見赤檮)と花郎

Chapter2
蘇我毛人と蘇我氏 
小山田遺跡の埋葬者/馬子と仏教と神道/毛人の雨乞い/刀自古の禁断の兄妹愛

Chapter3
布都姫と物部氏 
布都姫と石上神宮の社宝・七支刀

Chapter4
額田部女王と天皇家 
小墾田宮の造営と隋/日本古代の宮廷行事、薬猟の事始め/泊瀬部大王(崇峻天皇)一族の末路

『日出処の天子』MAP

●「名作」の舞台を訪ねて
1:飛鳥 厩戸と毛人の青春の地をゆく 
2:河内 蘇我・物部戦争の地をゆく 

山岸凉子ロングインタビュー 
構成=瀧晴巳 撮影=野川かさね

山岸凉子 略年譜
山岸凉子 全176作品初出誌&初収録単行本データ
作成=白峰彩子

愛読者エッセイ
綿矢りさ 毛人の選んだ道
おかざき真里 能のような緊張感
桜木紫乃 逃れられぬ道

コラム『日出処の天子』を深める
1:聖徳太子像の変遷
2:聖徳太子は実在したのか
3:舞楽「蘇幕者」と太子の笛
4:聖徳太子と弓
5:法隆寺金堂壁画の美
6:やまと絵の中の怪異

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

neimu

58
迫力ある連載に胸をときめかせていたあの頃を思い出す。BLなんて言葉は知らなかった。『白い部屋の2人』でリルケの詩を知り、『ゲッシング・ゲーム』でちょっと背伸び。当時の私には、『妖精王』同様、「求めても求めても応じて貰えるとは限らない主人公のお話」歴史版って感じで読んでいた。編集会議やその他大人達が連載云々で揉めていたとはつゆ知らず。それにしても豪華本。カラー然り、登場人物解説然り(説明の仕方には少々疑問)、現地案内は旅行案内も兼ね、様々なゲストの話、インタビューと盛り沢山。ファンにとっては価値ある一冊。2016/01/05

shikashika555

51
かの名作『日出処の天子』のガイド本。 色絵原稿、人物説明と相関図、舞台となった奈良飛鳥から河内までの地図と 作中で舞台になった場所の解説、聖徳太子絵伝、作者インタビューはもちろん、各界からの愛読者の寄稿、それから当初原稿に入れることを目論みつつも採用されなかった「五重塔炎上図」も載ってます。 超お得てんこ盛りセットみたいな本でした!2023/06/20

小夜風

48
【所蔵】「日出処の天子」を初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。自分はリアルタイムではなく大人になってから読みましたが、それでも怖くて苦しくて痛くて、何よりも厩戸王子の想いが胸に突き刺さって、震えながら読んだ記憶があります。この本は「日出処の天子」を読み込んでいる人には凄く楽しめそうですが、まだ読んでない人には見てほしくない(笑)。原画ギャラリーの美しいこと。ロングインタビューも読み応えがありました。「愛が満たされていない人は歯止めがきかない」……泣きたくなるくらい納得。2016/01/12

ぐうぐう

42
『日出処の天子』を特集した「太陽の地図帖」。原画ギャラリーあり、登場人物図鑑あり、ゆかりの地をめぐる観光ガイドありと、充実の内容だ。最大の読みどころは、やはり山岸凉子インタビューだろう。当時、保守的だった少女漫画誌にあって、聖徳太子を主人公に、しかも男性同士の愛を描く挑戦は、竹宮惠子や萩尾望都の革新に続く、野心的な試みだった。飛鳥の近くに住んでいたこともあって、子供ながらにも、ゾクゾクとしながら読んでいた記憶が蘇ってくる。大雪の小金井公園に立つ山岸凉子の写真は、まるで『日出処の天子』の一場面のようだ。2016/02/03

青蓮

40
「日出処の天子」が好きな方にオススメの1冊。古代飛鳥ロマンが広がっています。麗しの王子にも会えます(笑)聖徳太子に関する伝説や絵伝、そして「日出処の天子」では未公表だったカラーイラスト、原作者のインタビューや荒俣宏との対談などなど。飛鳥に出掛けたくなります。2019/05/26

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