感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
6
こういうのなかなかそのへんの図書館には置いてないものなんだけど、なぜか近所の図書館にポツンとあった▲城市郎コレクション、本書の構成は米澤嘉博氏である。…と書いて、城市郎よりも米澤嘉博の方がずっと早く死んじまったんだなぁ…ということを知った(wikipediaによると、城市郎は2016年に没している)▲やっぱ、責め絵師・伊藤晴雨だけは非常に特殊で、責めの定義〈最初より女に対して憎悪の感念を抱きて之をするもの〉(『責めの話』)と、いまのエロ漫画家の創作意欲の内にも存在する情念というか強迫観念を感じる。2019/06/17
ryo_zz
1
造化機論の流入が「人情本」の復活、つまり明治10年代の小説の始まりの契機となったという論考から興味を持ち、当時どのような本が発禁になっているかを調べるために読んでみた。まぁほとんどがエロ関連なんだけれど、どの程度の露出レベルが許されなかったかが垣間見えて興味深かった。単純に「どこまでがセーフでどこまでがアウト」といえるものではないだろうし、その絵が掲載された文脈も大いに関係するのだなぁと痛感。2011/08/13
悸村成一
0
読了91冊め。2021/10/19
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