出版社内容情報
2024年、100歳を迎える染織家・志村ふくみ。自然と向き合いながら美を追い求め、思索を深めてきた。その人生と創作の道のりをたどる決定版。文=吉永小百合、吉岡徳仁ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
9
2024年、100歳を迎えた染織家・志村ふくみ氏。自然と向き合いながら美を追い求め、思索を深めてきた。その人生と創作の道のりをたどる。吉永小百合、若松英輔、中村桂子等が文を寄せている。2025/04/12
takakomama
7
100歳、おめでとうございます。作品の着物が絵画のカンヴァスのようだと思います。志村ふくみさんのエッセイを読んだことがきっかけで、私も草木染めを始めました。自然の植物からいただいた優しい色と暖かみが好きです。ずっと実物を見たいと思っているので、東京の企画展に行きたいです。2024/12/27
timeturner
4
『語りかける花』を読んでいて言葉だけでは想像しきれなかった色と織を写真で見ることができて感動した。「こんなものを着こなせる人がいるのですか」と言った大岡信の気持ちがよくわかる。周囲の風景や事物を常人を遙かに超えた深さと正確さで感じ取り、それを色や織や言葉で表現できる才能って……。2024/08/21
kaz
2
染色家のことは全くと言って知らないが、染色の美しさを感じた。図書館の内容紹介は『草木の色を蚕からとった糸に染め、紬織による表現の道を一途に極めた染織家・志村ふくみ。染織と文筆の2つの仕事を通して、芸術と魂の真理を追い求めてきたその生涯をたどる』。 2024/10/30