出版社内容情報
怪談や神話について多数の著書を遺し、日本人のこころを世界に伝えた小泉八雲。その八雲の目を通して、日本文化の深層を見つめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
49
時に異邦人がより、他国を深く理解するときがあると思う。外部から眺めることができるからなのかもしれない。小泉八雲について読むとき、その思いが深くなる。最近だとアレックス・カーかな…日本を理解し、語ってくれる外部の目を大切にしたいです。2024/08/02
shinano
10
小泉八雲についてそこそこに知るひとには良い一冊と思える。写真構成の雑誌だから、写真の解説と本文とが重複しすぎて八雲情報に物足りなさを感じる。この一冊の編集者の力不足か。両頁にわたる見開きにしてしまった写真が『写真』としての魅力を損なうものがいくつかあり残念だった。八雲の復習とその生きてきた時代と場を彷彿するには良い手引き写真雑誌とは感じる。2024/10/08
ゆうら
5
怪談の本は、小さい頃から何度も繰り返し読んでいる。面白い。また松江と記念館に行きたいなぁ。2022/07/06
ターさん
4
この種の本を、隅から隅まで読むということはない。しかし、読んでしまった。小泉八雲といえば松江である。しかし、「わずか一年三か月しか松江に住んでいなかった」とは。「内奥を揺さぶる何かがあった」ということなのか。松江に加賀の潜戸という海食作用によってできた洞窟がある。「髪の毛三本動かす」ほどの風が吹けば船は出せないという(こういう話が大好きだ)。泳ぎの得意な八雲は泳いで行こうとしたという。東京大学を解雇された後釜は、夏目漱石だった。Tsunamiという言葉を海外に紹介したのは八雲だった。興味満載の本であった。2022/10/10
エリザベス
2
以前松江に行ったとき、小泉八雲旧居を訪れた。その庭にあった池のことを思い出す。2022/09/19