出版社内容情報
8世紀初めの地誌として伝わる五大風土記の要約と時代背景を解説するとともに、地誌的なポイントを地図や写真・イラストで図解する。
瀧音 能之[タキオト ヨシユキ]
監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
14
図書館本。別冊太陽はどれもとても良いけど、お高いので図書館で最新刊以外は貸出してくれるのありがたい。風土記は記紀とともに良く歴史書に引かれているのに馴染みが薄い。この本ではある程度まとまって写本の残っている出雲、常陸、播磨、豊後、肥前の風土記を読みやすくまとめている。当時定型があったわけではないので、書き方がそれぞれで面白い。ヤマトタケルや神功皇后が天皇として記載されている例も。2019/03/22
アルクシ・ガイ
2
風土記って地域の特産物を記した書物だとばかり思っていた。2023/09/07
takao
1
日本のこころ268 ・風土記は713年に中央政府の命で編纂。 ・地名のよい名をつけよ、土地でとれる産物、土地の状態、山・川・原・野の名称の由来、古老の伝承、以上5か条を求めたもの。 ・古事記の「出雲神話」は「出雲風土記」にはない。 ・風土記は11世紀から12世紀にかけて、歌枕や歌語の解釈の観点から注目。 (別冊太陽)古事記194、縄文の力212、古墳時代246、出雲 太陽の地図帖11 2019/01/10
夏みかん
0
「風土記」という言葉しか知らなかったのでとても参考になった。地名の由来が面白かった。奥様が旦那様に「イヌ様」と呼びかけたから「伊農(イヌ)郷」とか、「サラダ記念日」かいな。2019/05/22