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出版社内容情報
江戸で琳派を再興した酒井抱一と門弟の鈴木其一、池田狐邨と、その系譜に連なる多彩な画家たちの全貌を紹介する画期的な一冊。
岡野 智子[オカノ トモコ]
監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
59
しげしげと再読したらとてもおもしろかった。徳川時代のデザイナーズ集団・琳派。琳派は俵屋宗達が開いた京琳派と尾形光琳が開いた江戸琳派があるとこの本で初めて知った。私がお目当の鈴木其一は酒井抱一門下の江戸琳派に属し、本書でも多くのページが割かれている。しかし師匠の抱一の描く植物のしなやかな動きはすごい。其一の代表作・朝顔図屏風や夏秋渓流図屏風の意匠めいた毒々しい青はやはり白眉。巻末に師弟関係の系図もついており至れりつくせりな別冊太陽の兄貴でした。2017/03/28
ひほ
27
酒井抱一を中心とした江戸琳派の紹介。今トウハクで開催されている御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」で出展されている酒井抱一の花鳥十二ヶ月図が掲載されています。月毎の掛け軸の絵が季節にマッチしていて素敵でした。2019/04/29
Y.yamabuki
21
ムック本の見開き一面に掲載された画、酒井抱一、鈴木基一等々…思わずうっとり見入ってしまった。何となく漠然と捉えていた江戸琳派だったが、その特徴と流れが余すところなく解説されていて興味が深まった。折々にページを捲り楽しみたい一冊。2023/09/22
うなぎ
12
江戸時代の琳派の絵の本。カラー印刷が鮮やかで着物や千代紙の柄のようなリズム性のある琳派の良さがますます引き立ってた。大好きな酒井抱一と鈴木其一は流石だと思いつつ、マイナーな画家も多く紹介されてるのが嬉しい。松本交山の百蝶図の妖しい美しさと、北陸に琳派を伝えたという山本光一のサギの絵と石崎光瑤の藤の花の絵が好きになった。琳派はカラフルで好き。2018/07/05
kana
9
絵がカラーで大きく見られるのがいい。好きなのは鈴木其一の『向日葵図』。繊細で印象深い。2019/07/15