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出版社内容情報
紙からはみ出さんばかりの文字を書くなど、戦後、書の世界を解放すべく格闘し続けた井上有一。2016年、生誕100周年!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
13
別冊太陽によるある一人の書家の、まさに「愚直」という言葉があてはまる作品と生き方を紹介した一冊です。東京大空襲の書家、というかたちでしか知らなかったのですが…計画的な反逆者というか、頭脳明晰な愚か者というか。こういうBad Assとしかいいようのないアーティスト、いまどき古いのかもしれないけどやっぱいいなあ!2016/03/30
はやて
1
「母」と「心」が特に好き。「誠に書こそ次の世界を築く唯一の最高の造形芸術であると信ずるが故に、この道にはげむものである。」信じる道があるって羨ましい。京都国立近代美術館に行きたくなった。2025/02/03
allite510@Lamb & Wool
1
この人の作品には長い事心を掴まれてきた。筋肉のこわばりや全身の震えが定着されたかのような墨の跡は、タブローというよりはパフォーミングアーツを見るよう。作品を見るだけでもその力や熱量にこみ上げてくるものがあるが、一度、他で見で忘れられなかった操上和美によるポートレートが収録されているのも嬉しい。教師として、子供にも他の教師にも寛容だったというが、操上氏の捉えた表情は、人間というより虎とかに近い。操上さん檻に入ってなくて大丈夫だったか本気で心配しそうになるくらい怖い。カッコよくて震える。2017/07/01
hitotak
1
書道マンガ『とめはねっ!』で紹介されていたのと、先日NHKBSで東京大空襲の書が特集されているのを観て興味を持ちました。代表的な数々の作品と生涯、人物像などがわかりやすく紹介されています。当たり前ですが作品のサイズは大分縮小されているので、直筆はどれほどの迫力だろうか…と考えてしまいます。是非実際の作品を観たいなあと思いました。 2017/04/06
しまゆう
1
ミネルヴァ書房の本よりも、作品が多数掲載されていて視覚的に楽しめるムックになっている。2016/03/06