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出版社内容情報
やまと絵の起源から近世に至る名品を網羅する集大成版。説話絵・縁起絵、国宝「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」、肖像画、仏画・垂迹画、地獄草紙・餓鬼草紙ほか、各時代の絵巻などの逸品を多数収載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユキタ
3
図書館。異時同図法という言葉だけ知っていたので、実際に異時同図法をつかった信貴山縁起絵巻の大仏殿の絵を見て「なるほど、マンガだ」と腑に落ちた。大判フルカラーで様々なやまと絵を眺められて、いつか行きたい「やまと絵展」の予習にぴったりの1冊だった。2023/10/30
Aoki
3
国風文化からスタートしたやまと絵。引目鉤鼻、吹抜屋台、護法童子、仏画、来迎図、曼荼羅、地獄草子、源氏物語絵巻、鳥獣戯画、山水屏風などなど。まさに日本の絵画の歴史ですね。惜しむらくは色の鮮やかさが失われているものが多いこと。永年の劣化によるもので仕方のないことですが、描かれた当初は、きらびやかなものであったろうと思われます。構図や画法、描写対象も様々で、これだけでまとまっているのがなかなか面白い。2012/11/30
shin1ro
0
根が単純で直列思考の自分は、一幅の絵の中に物語の異なる時制が描き込まれていると、もうついていけません。 自分の感性の問題でせう、正直、この本を眺めていても歴史的価値以上のものは感じられないのですが、それでもここから戯画、漫画、ひいてはアニメに繋がる系譜が連なっているのだらうな、と思ふとそれはそれで感慨深いものがあります。 受験勉強で学んだ絵画の多くを目の当たりにできたのは収穫でしたが、ただ闇雲に作品名や作者名を覚えていた自分の学習法を改めて反省しましたw2019/01/03