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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙新潮部
49
巻頭の唐招提寺、襖絵が何と言ってもすばらしい。美術館で見るよりもやはりこのお寺でこの空間に身を置きたい。風景画ではやはり魁夷'sグリーン。静けさが伝わってくる独特の緑にいやされます。2018/02/18
ベル@bell-zou
21
「東日本大震災復興祈念 東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に行こうと思ったものの、名前以外あまりにも何も知らないので予習として読み始めたが、残された言葉ひとつひとつもとても洗練されていて、時に胸を突かれるようだった。表現することを究めると画も言葉もその手段として変わりなく伝えることが出来るものなのかもしれない。2020/09/21
なま
10
★★★★★別冊太陽のシリーズ。図書館で借りましたが、このシリーズは画家や文学者などの作品とともに思想や生涯の様子なども詳細に描かれていて良い。今回中学生の道徳授業で昭和を代表する日本画家という事で閲覧。「残照」、「道」共にあり。「朝焼けの潮」も良いが、唐招提寺御影堂障壁画が素晴らしすぎる。あんな絵の中に囲まれてたら、一日中のんびり過ごせそう!2017/09/11
伽羅
1
東山魁夷の展覧会に行って購入。人となりからその生涯、画業についてわかり、また読み応え、見応えもあった。折に触れて見返すだろうな。2019/08/14
はるたろうQQ
0
昨年、東山魁夷の生誕110周年記念の展覧会があり図録を入手したが、東山魁夷を知るには10年前に刊行されたこちらの方がより良い一冊。東山魁夷が東山魁夷になる前の様子がよく分かる。学生時代やドイツ留学費用を作るための絵本雑誌挿絵などもあり、興味深い。病床の弟を慰めるために出したアラビアンナイト風の絵物語の葉書も鮮やかである。この弟の死で肉親が一人もいなくなって、あの「残照」が生まれ、我々がよく知る東山魁夷となっていく。昨年の展覧会で力を入れていた唐招提寺の障壁画は本書では分かりにくいが、それは仕方ない。2019/01/14