出版社内容情報
西行から芭蕉にいたる平安~江戸時代を、隠密と男色と見立てからひもとき、縦横に語る。老熟の作家と気鋭の歴史家による刺激に満ちた「異端の日本史」談義。
内容説明
正攻法の歴史学だけでは日本史は語れない―。西行や連歌師たち、そして芭蕉はただの文学者ではなく諜報活動家や「戦争広告代理店」としての顔も持っていた。平安時代から江戸時代に至る六〇〇年にわたる歴史を「男色」「隠密」「見立て」のキーワードで読み解き、偉人たちの真実に迫る、刺激に満ちた日本史/文学史談義。文学と権力が交錯する日本史の影に生きた「聖人」たちの本当の姿を語り尽くす!
目次
その一 西行とその時代(“才能の窓”があく院政期;北面の武士の実態;ショッキングだった西行の出家 ほか)
その二 連歌の流行と俳諧の誕生(暗示と比喩―政治用語としての和歌;“言挙げをしない国”;「有心」から「心の共有」へ ほか)
その三 芭蕉とその時代(大坂城の埋蔵金のゆくえ;連歌から俳諧へ;俳諧はモバイル ほか)
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年、静岡県生まれ。作家。出版社勤務を経て執筆活動に専念する。『素人庖丁記』で講談社エッセイ賞、『芭蕉の誘惑』でJTB紀行文学大賞、『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞・読売文学賞を受賞
磯田道史[イソダミチフミ]
1970年、岡山県生まれ。歴史家。国際日本文化研究センター教授。慶應義塾大学大学院博士課程修了。博士(史学)。考古学的時代から現代まで日本史上の人物や事象に自在に迫る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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