平凡社新書<br> アメリカ大統領とは何か―最高権力者の本当の姿

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アメリカ大統領とは何か―最高権力者の本当の姿

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860665
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0231

出版社内容情報

アメリカ大統領――。
その地位を手に入れた人物は世界で最も強大な権限を持つということは間違いない。
2017年、ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任した。“アウトサイダー”とされる人物がワシントンD.C.に乗り込み、就任早々からおびただしい数の「大統領令」を出した。しかし、野心家のトランプ氏のやる気を削ぐようかのように、議会や党本部などは大統領令を認めず、さまざまな軋轢を引きおこした。これはトランプ氏本人に難があるわけではない。その前のオバマしかり、現職バイデンも議会などと対立し、政権運営を行ってきたのである。つまり、大統領といえども、すべての権力を手に入れたわけではないのだ。
その一方で、アメリカ大統領の仕事を理解している人はどのくらいいるだろうか。大統領がなんらかの失策やその権限を行使できないとき、大統領は国民からバッシングを受ける。しかし、アメリカ国民はもとより、われわれ日本人もアメリカ大統領の仕事(権限)についてよく理解していないのではなかろうか。
本書では「大統領の権限」「連邦議会と行政部門」「連邦制」「裁判所」「選挙・世論・メディア」「政党と利益集団」「対外政策」、そして「偉大さ」の観点からアメリカ大統領、ならびにアメリカ政治について解説する。


【目次】
第1章 大統領の権限とその発展
第2章 連邦議会と行政部門との関わり
第3章 50州が決定権を持つ連邦制
第4章 政治的に大きな役割を果たす裁判所
第5章 選挙・世論・メディア
第6章 政党と利益集団
第7章 国民や国家を守るための対外政策
第8章 偉大な大統領とは?

内容説明

アメリカ大統領は世界で最も強大な権限を持つと言われる。しかし、さまざまなジレンマに直面する大統領が多い。本書では「大統領の権限」「連邦議会と行政部門」「連邦制」「裁判所」「選挙・世論・メディア」「政党と利益集団」「対外政策」、そして「偉大さ」の観点からアメリカ大統領、ならびにアメリカ政治について解説する。「もしあなたがアメリカ大統領になったら―」大統領の仕事を通じてアメリカ政治を知る!

目次

第1章 大統領の権限とその発展
第2章 連邦議会と行政部門との関わり
第3章 50州が決定権を持つ連邦制
第4章 政治的に大きな役割を果たす裁判所
第5章 選挙・世論・メディア
第6章 政党と利益集団
第7章 国民や国家を守るための対外政策
第8章 偉大な大統領とは?

著者等紹介

西山隆行[ニシヤマタカユキ]
1975年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。甲南大学法学部教授を経て、成蹊大学法学部教授。専門は比較政治・アメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

71
この人の本は読みやすい。アメリカ大統領についての概説だが、いわゆるチェック&バランスが重要な制度なので、議会や司法についてもかなり詳しく書いてある。特に連邦最高裁判事についての部分はアファーマティヴ・アクションについての転換や中絶問題を理解するためにも重要。またメディアやロビー活動についてもいろいろ事例を挙げて解説しているが、このあたりが著者の得意分野のようだ。一人ひとりの大統領についてはさほど踏み込んでいないので、列伝系を平行して読むと面白いかも。いくつか疑問点もあったが概要をつかむのには適当と思う。2024/10/12

特盛

34
評価4/5。米国大統領ってどういう仕事か、個人的にあまり明るくなかったので、大統領選挙前に読んで非常にためになった。強大な力を期待されるが、実態として権力は日本の首相や韓国の大統領に比べて制限される米国大統領。大統領令は限られた範囲の効力である一方、立法の提案もできず、また所属党には党議拘束が無いために単純に応援も期待できない。議会への国民からの信用が低下して期待はひたすら大きくなる。このような中で進むアメリカの分断。今日まさに大統領選挙の開票が進んでいるが、米国政治にさらなる関心をもつきっかけとなった。2024/11/06

Inzaghico (Etsuko Oshita)

8
来月はアメリカ大統領選挙が実施される。本書を読むと、アメリカ大統領もアメリカ大統領選挙も、単純な理解で割り切れるものではないのだな、と思う。 アメリカ大統領の権限は絶大に思えるが、実際は議会の方がよほど強権で、大統領の権力はかなり制限されている(ねじれ議会なのでなおさら)。また、1980年代以降の大統領の所属政党と上院下院の多数党が一致しているのがすべて民主党(クリントン、オバマ、バイデン)っていうのに驚く。それも最初の1期だけ。健全な民主主義といえばそうだが、すごいよなあ。2024/10/09

バルジ

5
良書。現今の大統領選のみならず今後のアメリカ政治を眺めていく上で常に手元に置いておきたい一冊。アメリカの統治機構における歴史的背景と日本の統治機構との制度的差異を随所に折り込みながら、アメリカ大統領の「強さ」と「弱さ」をアメリカ政治の枠組みの中で論ずる。アメリカ大統領は立法権もなくあくまで「行政権」の責任者でありその政策変更はあくまで「行政」として及ぼせる範囲内である。この点は日本ではほぼ意識されることはない。立法・司法との関係も複雑な方程式の感があり、日本の首相の方が余程権限的にも強いように見える。2024/11/02

ももいろ☆モンゴリラン

4
大統領の権限は大きく制約されている、と本書は折りにふれて記す。しかしそれでも熱病とも言える執着でこの地位にありつこうとする人が絶えないのはなぜなのか。歴史を守るのではなく「作る」、という若々しい感性がそうさせるのかな…2024/10/27

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