出版社内容情報
新課程・新学習指導要領への対応により、2025年度から大学入試が大幅に変更される。変わる入試制度をうまく活用し、子どもを伸ばすヒントが詰まった一冊。保護者必読!
内容説明
二〇二五年、大学入試が大きく変わる。大学入学共通テストでは、「情報1」の追加、受験科目の再編、「国語」の試験時間の延長などの変更が生じる。さらに、国公立二次試験や私立大学の入試も「思考力」や「表現力」を測る問題を増やす傾向が強まっている。本書では変わる大学入試や制度をうまく活用し、子どもを伸ばすヒントを紹介する!
目次
第1章 大学入試改革で問われる学力
第2章 共通テストで問われる新たな学力
第3章 難関を目指すなら総合型選抜入試
第4章 高学歴を手に入れさせる方法
第5章 家庭力で差がつく大学入試
第6章 親が変われば子どもは変わる
著者等紹介
清水克彦[シミズカツヒコ]
愛媛県今治市生まれ。政治・教育ジャーナリスト。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文化放送入社後、政治記者、米国留学を経てキャスター、報道ワイド番組チーフプロデューサーなどを歴任。大妻女子大学や東京経営短期大学などで非常勤講師、総合型選抜入試専門予備校で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち
6
☆☆★ 先日趣味で書店の学参コーナーを歩いていると、「歴史総合」「日本史探究」「世界史探究」「公共」などといった目新しい科目名を見つけることとなった。国語科の話などは少しは知っていたが、今回の大学入試改革について詳細を知りたくなり読了。新教科の「情報Ⅰ」や歴史や地理の「総合・探究」、また「現代社会」に替わる「公共」などについてはまた追って押さえていきたい。今回の2025年以降の共通テスト改革の狙いとしては、これまでの共通テストでは導入できなかった「思考力・判断力・表現力」を測定することである。2024/05/03
mkisono
2
少しは大学入試のことも知りたいので読んでみました。知らないことばかりでした。2024/04/22
siomin
1
大学入試は変革期を迎えており,それを紹介した一冊。昨今の教育事情,受験事情を知るには役立った一冊でした。知識偏重ではなく,思考判断表現,論理的思考を問う問題が課されるそうで,それを上達させるには家庭での問いかけが重要。子どもに勉強を強いるだけでなく,親の姿勢も問われるというのは大変だ。しかし,昨今の学生は,勉強だけでなく一芸や部活,ボランティアなど,やることが多くて大変だと思わざるを得ません。2024/09/20
AKN
0
ハイパーメリトクラシーと言う非認知能力が試される大学入試において家庭においても何かのテーマについて論理的思考と批判的思考力を使い議論を展開していくべきだと言うアドバイスがあった。知識偏重型の学習では対応できない総合型や学校推薦、一般入試で入ることがもはや過半数ではなくなっている。令和の入試政策において、何がその子供にとって1番なのか、それを見極めるのが親、教員の責任でもある。一芸に弾いてているのであれば、総合型にして、1つ上のランクの学校に挑戦させるオールラウンダーであれば、国公立大学を狙わせる。2024/08/02
jssei
0
AOは就活じみてるよなーと改めて思う。査読付きの実績が求められるような超上位以外は、小手先のハックで騙せてしまう。逆に、それができる人間の方が企業からのニーズも高いとも言えるのかもしれない。内申やら面接やら、主観や相性に左右されるリスクを加味すると、推薦でも就活みたいに併願できる世界が良いのかなと。 家庭での会話を大事にして自己肯定感と考える力がある子にすべきなのはまあ同意できる。2024/05/29
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